アンチェロッティ:「準々決勝へ辿り着き我々は幸せ」

「我々は試合で思っていた以上に苦しんだ」とマドリードの指揮官

アンチェロッティ:「準々決勝へ辿り着き我々は幸せ」
ニュースRodrigo Salamanca

カルロ・アンチェロッティ監督がサンティアゴ・ベルナベウ の記者会見場に姿を現し、ライプツィヒを相手にレアル・マドリードチャンピオンズリーグ.の準々決勝進出を決めた試合を振り返った。イタリア人指揮官はこう話した。「我々は事前に考えていた以上に試合で苦しんだ。難しい戦いで我々は悪いプレーをした。今我々は準々決勝へ辿り着き幸せ。我々の状態はこれまでに無く良い。なぜならリーガで(2位に対して)勝ち点差7のリードがあり、チャンピオンズリーグでは準々決勝へ進んだ。もしシーズン序盤に誰かがそう言っていたら私は迷わずサインしていただろう」
「我々は批判的でなければならない。なぜならまた(同じことが)起こったから。ちょっとしたリードがある時に精神的なレベルを操作する術を知らない。我々はプレッシャーをかけず、激しさがほとんどなかった。もしかすると私が先発メンバーを間違ったのかもしれないが、もっと激しさとエネルギーを欲していて、それをやらなかった。その点で我々は良くなり、自分達がうまくやらなかった点を分析しなければならない」。


リードしての試合コントロール
「私の考えは、前線でプレッシャーを掛け、高いリズムを維持して敵のカウンターを防ぐためエネルギーのあるMFを投入するということだった。試合は頼りないもので、ブロックが下がり、前線からプレッシャーを掛けることができなかった。苦しい試合になり、昨季のリバプール戦のようにこういったリードを手にした時に我々は試合をコントロールできなかった。私が最初にチームを率いた時のシャルケ戦で同じようなことがあり、第1戦で0-2で勝ったが第2戦では3-4で負けた。我々は違った方法で試合の準備をしなければならない」。


自己批判とベルナベウからの要求
「批判はそれに相応しい時は受け入れなければならず、今日のそれは相応しいもの。前半終了後の抗議の口笛はそれに相応しく、私が思うにそれで我々は目を覚ました。後半我々はより良いプレーをした。後半のいくつかの場面で口笛によって我々は目を覚ましたから、ベルナベウのように高い要求をするファンがいることは必要。準々決勝へ到達して満足しているとはいえ、我々は批判的でなくてはならず、もっと良いプレーをすべきだった。同じ先発メンバーを置かないことになるかもしれない」。


ファンの支え
「我々のファンは常に我々を助け、支えてくれる。我々はこのスタジアムでスペクタクルで歴史的な夜を過ごした。今日はいくつかの点で良い夜では無かったが、我々にはまたベルナベウでの準々決勝の戦いがあり、雰囲気は間違いなくスペクタクルなものになる」。


ビニシウスJr.のゴール
「ゴールとなったプレーを見たが、パス、相手のマークを外してのシュートとスペクタクルだった。その後ビニシウスは相手選手を押したが、私から見てレッドカードに相当するものでは無かった」。


精神的疲労
「我々はフレッシュさを失い、試合のコントロールとプレーの縦への動きが少なく、ポゼッションが弱かった。それはすぐに回復しなければならない。リーグ中断の前に2試合がある。この面でチームは疲れているからここで精神的に荷を下ろす時間があるだろう。リーガ中断のあとより良い状態に戻る。もしかすると準々決勝へ向けてクルトワミリトンがいるかもしれず、それは朗報」。


戦術変更
「守備レベルではチュアメニカマビンガでオルモとシモンズをコントロールすることが重要だった。第1戦でそこが危険だった。我々はクロースが少し前進しての4-3-3を選んだ。相手はセンターバックの2人を起点にした後方からのボールで良いコントロールをし、中盤2選手が我々にとっての問題を生み出し、我々はより高い位置でプレッシャーを掛けることができなかった」。


「我々はシステムを変え、ロドリゴに加えてFWを増やし、中盤を4枚、チュアメニとクロースをボランチに、左にベリンガム 、右にバルベルデを置いた。もし試合で誰かを替えなければならないとしたら、監督までも替えなければならないかも知れなかった」。


チャンピオンズリーグの新しいフォーマット
「大体のことは知っている。シーズンでより多くの試合を組み込むというフォーマットは、どういう形であれ間違っていると思う」。

検察の調査

「その件について話すのに(ここが)最も適切な場所ではない。前のインタビューで少し話した。古い話で私に影響が出るということは無く、早期の解決を願っている。私は落ち着いていて、私が抱える唯一の問題はチームがより良くプレーするということ」。