アンチェロッティ:「このチャンピオンズリーグは犠牲心とクオリティで勝ち取ったものだ」
「10点満点のシーズンだった。私のチームと選手たちはスペクタクルだったよ」と指揮官は語った
カルロ・アンチェロッティ監督がウェンブリー・スタジアムで行われた記者会見に出席し、ボルシア・ドルトムントを破り、欧州王者となったレアル・マドリードを称賛した。「今シーズンは本当に多くの問題を抱え、クオリティの高い選手を失った。このチャンピオンズリーグは犠牲心とクオリティで勝ち取ったものだ。どちらか一方だけでは不十分だった。私はこのメンバーに満足している」
「我々は決して諦めなかった。今季に10点をつけることができる。10点満点のシーズンだった。我々はとてもうまくマネージメントした。私のチームと選手たちはスペクタクルだったよ」
試合の分析
「サッカーでは負けている時、失点やリードを失うリスクは非常に大きい。彼らは我々よりも良いプレーをしていたが、我々を同点のまま生かした。そして後半、我々はよりバランスを取ってより良いプレーをしている時に試合に勝つことができた。とても幸せだよ。これはマドリードが連勝した9回目の決勝だが、優勝できない危険性が現実にあったし、ドルトムントはとてもやりにくい相手だった」
ハーフタイムの話
「怒る必要はなく、物事を明確にする必要があった。ドルトムントはとてもよくやったし、我々はバランスが悪かった。敵陣でボールを失い、ポジショニングが良くなかったんだ。そのためシステムを4-3-3に変更した。これで物事がうまくいき、後半は姿勢も良くなった。ロッカールームで我々はとても落ち着いていたし、システムの変更について話し合った。選手たちはシステムを変更することに同意してくれたので、我々はそれを実行した」
クロースの引退
「とても感謝しているよ。彼は最高の形で終えた。これ以上は不可能だ。彼は最後まで勇気があった。レジェンドであり、とても満足していたよ。マドリディスタは皆、彼のやったことに感謝している。彼のプレーだけでなく、その姿勢やプロ意識、真面目さにね。彼はこの10年間、一日も休んだことがない。私は彼に、我々は君のことを待っているし、もし考えが変わったら我々はそこにいる、と伝えてある」
来季の目標
「我々は非常に重要な選手を失うことになったが、彼に代わる選手はいる。我々は今いる選手たちの特徴に適応し、違った形でプレーをしなければならないだろう。我々には素晴らしい選手および競争力を持つためのリソースがある」
「ここで満腹になることはない。明日もサポーターとの素晴らしい日になるだろうから楽しむつもりだ。この後休みを取り、いつもと同じ意欲と熱意を持って戻ってくる。次の挑戦は自分にできるベストを尽くすことだ。この大会は私に、選手や監督として信じられないほどの幸福感を与えてくれた。目標はこの感動を繰り返すことだ。世界最高のクラブにいられて幸運だよ」
マドリードでの2期目
「少しずつ変わりつつあるチームで、3年間でチャンピオンズリーグとリーガを2度の制覇できるとは考えにくかった。レアル・マドリードは世界最高のチームであり、ここにいられることは素晴らしい贈り物だ。私はそれを楽しんでいるし、自分のベストを尽くそうとしている」
「私には息子がアシスタントでいて、誰も言ってくれないことを言ってくれる。我々は日々アットホームに感じているし、レアル・マドリードのような家族だ。それが我々を際立たせている。フットボール・ファミリーだよ。皆が働き、このクラブの伝統のために作られた非常に健全な雰囲気がある。家族の中で働くのは産業界で働くよりも良いことだ」