ルーカス・バスケスとの感動的な顕彰とお別れイベント

シウダー・レアル・マドリードでルーカス・バスケスを顕彰、お別れする感動的なイベントが行われた。カンテラ出身選手は当時16歳だった2007年にクラブ加入、トップチームで402試合に出場し23タイトルを勝ち取ったあとレジェンドの一人として去ることになった。ルーカスのそばにはzフロレンティーノ・ペレス会長が付き添いクラブの金とダイヤモンドのバッジを贈ったほか、ホセ・マルティネス・ピリ名誉会長、サッカーディレクターのサンティアゴ・ソラーリや多くのクラブ役員が出席。ほかマルセロ、エムバペ、ルニンが参加した。

ルーカス・バスケスのキャリアを振り返る感動的なビデオの上映のあと、フロレンティーノ・ペレス会長が話した。「親愛なるルーカス、君はこの先もずっとマドリディスモ全体の愛情を得ることになることをとても誇りに思うべきです。君はレアル・マドリードの選手としてあるべき姿の模範であり続けました。仕事ぶり、犠牲、献身、責任感、仲間意識、謙虚さ、尊敬の心の模範です。あなたは個人の興味よりも先にチームのことを考える選手。まず第一にエンブレムを守ることを考えていました」。

「君はわずか16歳でレアル・マドリードへたどり着き、ここで成長し、フベニールからカスティージャで研鑽し2012年には2部Bのチャンピオンになってスペイン2部へ昇格しました」。

レジェンド
「今日君はこのクラブの偉大なるレジェンドの一人となった時代を終えます。なぜならこの10年で23タイトルを勝ち取ったあと君はレアル・マドリード歴代で6番目に多くのタイトルを勝ち取った選手なのですから」。

マドリディスモの模範
「ルーカス・バスケスはこの家のすべてのカンテラ選手たちが目標にすべき鏡のような存在です。レアル・マドリードのカンテラ選手を定義するための完璧な模範なのです。敬愛なるルーカス、君はそのプロ意識、若手や我々のクラブへやって来た新しく加わった選手たちが馴染むための君の役割を担ってきました。君の忠実さや仲間への尊敬の気持ち、我々のエンブレムへの献身性からファンは君のことを決して忘れないでしょう」。

感謝
「君が我々にしてくれたことのすべてに感謝し、マドリディスタであること、レアル・マドリードの価値観を伝えてきたことをありがたく思います。君は今もそしてこれからもずっと我々の中の一人です。君はマドリディスモ全体の賞賛と愛情、尊敬とともにあり続けます。私はレアル・マドリードの会長として君のような選手を我々のチームの一員としたことに大きな誇りと名誉を持っています。あなたはこのクラブが何より偉大なる家族となるよう大きな貢献をしてきました。レアル・マドリードは今もこれからもずっと君の家です」。

ルーカス・バスケス：「最も偉大なクラブで僕は人生の夢を叶えた」
「今日は僕の人生の中で最も大事な日の中の一つ。絶え間ない愛情を注いでくれたファンに感謝を伝えたい。タイトルを勝ち取り、レジェンドたちとロッカールームを共有し忘れられない夜の数々を過ごすことができた。僕はとても幸せで、評価、尊敬、愛されたと感じて来た。僕の夢を叶えるチャンスを与えてくれたフロレンティーノ・ペレス会長に心から感謝したい。あなたの僕に対する信頼が、今の選手、人間としての僕の姿を形作ることになった」。

「日々努力してくれた両親に感謝する。君たちは諦めるのはオプションの一つではないと教えてくれた。サッカーへの情熱を僕に伝えてくれた弟にも感謝する。そしてマカ。君は重要な瞬間に現れ、いつもそこにいてくれた。君は世界で最も素敵なもの、僕らの子供たちをもたらしてくれた。ルーカス、マカ、ベンジ、君たちは僕の最も大きな誇り。できることならいつか君たちの父がこのユニホームを着ることの意味を理解してくれたらと願っている」。

「僕は清々しい気持ちでここを去る、自分の中にあったもののすべてを出して来た。僕は世界最大のクラブで自分の人生の夢を叶えた。これ以上の誇りはない。僕はここを出て行くけどレアル・マドリードはずっと僕の中にある。僕は今も将来もレアル・マドリードのカンテラ選手、ルーカス・バスケスであり続ける」。

金とダイヤモンドのバッジ
フロレンティーノ・ペレス会長はルーカス・バスケス
 にレアル・マドリードの金とダイヤモンドのバッジ
を贈呈。イベントは選手が我々のクラブでのキャリアで勝ち取った23タイトルとともに家族での記念写真で締めくくられた。トップチーム所属の10シーズンで選手はチャンピオンズリーグ5回、クラブW杯5回、UEFAスーパーカップ4回、リーガ4回、国王杯1回、スペインスーパーカップ4回のタイトルを勝ち取っている。