2人のレジェンドとのお別れにベルナベウで勝利

ルカ・モドリッチとカルロ・アンチェロッティ監督はレアル・マドリードのレジェンドで、サンティアゴ・ベルナベウは順に28タイトル、15タイトルを勝ち取りクラブ歴代最多の成功を収めたスペクタクルな経歴に見合う誇りと共に別れを告げた。チームがエムバペの2得点でレアル・ソシエダを下したリーガ最終戦で2人は主役を務めた。最初は38分エムバペが蹴ったPKのこぼれ球を自身が押し込み、2点目は83分ビニシウスJr.のアシストを受けたあと左足でゴール隅へ決めた。このドブレテによりフランス代表選手は31点でピチチ、62ポイントでゴールデンシューでもトップに立っている。

キックオフからレアル・マドリードは連携が良く、7分に早速先制のチャンスを迎える。アルダ・ギュレルが相手ライン間へパス、エムバペはシュートでマレーロを破ることができなかった。アウェーチームの反撃は2分後。速攻からセルヒオ・ゴメスがゴール前へ抜け出したがルニンが落ち着いて対応、ゴールを許さなかった。前半の中ごろアウェーチームのGKが再び好反応を披露、21分にゴール正面からのアセンシオのシュートを横っ飛びで防いだ。

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試合は非常に見どころのある展開で、37分メレーロ・ロペス主審はVARのフィゲロア・バスケスから連絡を受ける。それはアルダ・ギュレルがエリア内で抜け出ようとしたところパブロ・マリンが手でボールを叩き落としたからだった。モニターチェックのあと主審はPKを宣告、エムバペがこれを蹴り一度はマレーロが止めたものの跳ね返ったボールを自身が押し込みリーガ30得点目を決めた。

後半
ハーフタイムを経ても試合のシナリオに変化はなかった。我らのチームは攻撃を続け、62分に点差を広げることができた。エムバペがビニシウスJr.と連携、ブラジル代表選手が左足ループで狙ったがアウェーチームのGKが止めた。76分にはルーカス・バスケスがゴンサロと交替、ガリシア州出身の選手は拍手を受け、感極まった状態で仲間と抱擁を交わしながらピッチを去った。4分後エムバペが再び得点を狙いシュートするも相手GKが防ぐ。それでも83分エリア内からの左足シュートに対してはどうすることもできなかった。ドブレテ、そしてリーガ31点目。エムバペは62ポイントでゴールデンシューのランキングでもトップに立っている。

モドリッチの顕彰
85分、この試合で最も待たれていた場面の一つが訪れる。この日最後のチーム指揮となりレアル・マドリードで通算250勝としたアンチェロッティ監督がモドリッチとチェマを交替させたことで試合が止まった。ベルナベウの拍手喝采は最高潮を迎え両チームの選手たちはセンターラインを挟んで列を作り、今後もホームであり続けるスタジアムでの最後の試合で勝利を飾るサッカー界のレジェンドを見送った。

ありがとう、レジェンド!