マドリード・イノベーション・ディストリクトの発表イベント

「このプロジェクトはマドリードがヨーロッパ南部で偉大なるテクノロジーの中心になるためのまたとないチャンスになる」とフロレンティーノ・ペレス会長は話した

マドリード・イノベーション・ディストリクトの発表イベント
ニュース写真:Helios de la Rubia

シウダー・レアル・マドリードの敷地内に新しく設けられ、企業や研究者、起業家が協力・知識を共有してプロジェクトを推進する起点となるマドリード・イノベーション・ディストリクト(MID)のプロジェクト発表会がシウダー・レアル・マドリードの役員室で行われた。レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長、マドリード自治州政府のイサベル・ディアス・アユソ首相、マドリード市のホセ・ルイス・マルティネス-アルメイダ市長が行事に出席した。

同プロジェクトの目的は、世界最大級のイノベーションおよび開発企業、また技術革新に重点を置いた他の企業の本社設立を誘致し、相乗効果と協力的な環境を生み出すことになる。

MIDはヨーロッパで最も重要なテクノロジー地区となり、才能とテクノロジーが集まり未来を形作る拠点になる。必要な人材を惹きつけ、マドリードを国際的な大手テクノロジー企業の中心地にする使命とイノベーションの空間となり、技術を活用して仕事、生活、学習、楽しみを味わえる場所になるよう設計される。

プロジェクト実行のためレアル・マドリードはバルデベバスに所有している唯一かつ高い潜在能力を秘めた85万平方メートルの敷地を提供する。アドルフォ・スアレス空港とIFEMAに隣接する戦略的な立地と、マドリードの中枢の一つであるカステリャーナ通りにあるサンティアゴ・ベルナベウへの優れた接続性を備えた、恵まれたエリアとなっている。

このエリアは今後最先端のテクノロジー企業や学術機関、研究センターを集中させる戦略的設計による技術革新地区となり、知識の創出、創造性、経済成長の原動力として機能することになる。

我らのクラブは、自分たちの歴史と成功の実績、そして世界的に影響力のあるブランドを形作ってきた価値観としても貢献することになる。

レアル・マドリードの未来に向けたこの確固たる一歩において、スポーツとテクノロジーが融合し、ファンとスポーツ選手の体験を変革する。

フロレンティーノ・ペレス会長はスピーチで、「我々は新しく大きな挑戦に直面しています。それはマドリードが世界における革新と先進性の模範として発展し続けることができる、偉大なテクノロジー都市を共に築くことです。このプロジェクトはマドリードがヨーロッパ南部の偉大なテクノロジーの首都となるためのまたとない機会です」と話した。

イサベル・ディアス・アユソ:「刺激的な挑戦」
「私たちは今、最高の瞬間を迎えている。この状況を最大限に活用し、一過性のものとして終わらないようにしなければならない。そしてこのようなプロジェクトを通して、より多くの雇用、より多くの投資、より多くの繁栄が生まれるようにしなければならない。レアル・マドリードのような組織と協力すれば、必ず良い結果が生まれると確信している。これは刺激的な挑戦。大きな目標を掲げる時が来ている。そしてこのクラブはそのことをよく理解している」。

ホセ・ルイス・マルティネス-アルメイダ:「我々はマドリード市変革の偉大なるモーターうちの一つを持つことになる」
「現時点でコンテンツのない85ヘクタールの土地が、マドリード市をヨーロッパの偉大なデジタルハブへと変える大きな変革の原動力の一つとなる」。