伝説の122年

1902年3月6日、マドリード・フットボールクラブが最初の理事会を開催。最近1年でレアル・マドリードはユーロリーグ、サッカーとバルケットボールの国王杯、両競技でスペインスーパーカップを勝ち取っている

伝説の122年
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レアル・マドリードが発足から122年を迎えた。1902年3月6日、マドリード・フットボールクラブが公式に理事会を開催。こうして世界最高クラブの伝説が始まった。122年が経過しレアル・マドリードは欧州制覇25回(サッカー14回、バスケットボール11回)と世界的なスポーツの象徴となり、FIFAから20世紀最高クラブに選ばれるという栄誉を手にした。
最近1年でレアル・マドリードはその輝かしい経歴に新たに5タイトルを追加している。その中の一つがバスケットボールの11回目ユーロリーグ制覇。決勝のオリンピアコス戦の残り3秒、リュルの忘れがたいショットが決まり勝利するというスペクタクルな形での達成だった。このほか、レアル・マドリードはサッカーでコパ・デル・レイ(決勝の相手はオサスナ)、スペイン・スーパーカップ (今季、決勝の相手はバルセロナ)を制している。バスケットボールでは今季序盤のスペイン・スーパーカップに続き通算29回目のコパ・デル・レイを手中に納めている。
スペクタクルな実績
サンティアゴ・ベルナベウを会長にディ・ステファノ、ヘント、プスカシュ、コパ、サンタマリアといった伝説の選手たちをチームへ迎え、レアル・マドリード1956年から1960年まで(チャンピオンズリーグの前身)ヨーロピアン・チャンピオンズ・クラブズ・カップの発足から5連敗を果たす。ラ・セクスタ(6回目の優勝)は1966年、アマンシオ、ピリといったレジェンドを擁してのことだった。2023年11月11日、ホセ・マルティネス・ピリはクラブの臨時理事会でガリシア州出身の伝説的なサイドアタッカーを引き継ぎレアル・マドリードの名誉会長に任命された。
最近の勝利を含めた、比類ないレアル・マドリードのタイトル獲得実績は以下の通り。チャンピオンズリーグ14回、クラブワールドカップ8回、ヨーロッパスーパーカップ5回、UEFAカップ2回、リーガ35回、国王杯20回、スペインスーパーカップ13回、リーガカップ1回、ラティーナ杯2回、スモールワールドカップ2回、イベロアメリカーナ杯1回。
バスケットボールと女子サッカー
バスケットボール部門では、レアル・マドリードユーロリーグ11回、リーガ36回、国王杯29回、 10 スペインスーパーカップ10回、インターコンチネンタル杯5回、 ヨーロッパレコパ杯4回、コラチ杯1回、ULEB杯1回、 ラティーナ杯1回のタイトル獲得となっている。2020年からはサッカーの女子チームとその下部組織がクラブ史の一部を構成している。 
サンティアゴ・ベルナベウ
スタジアムはスポーツ界の象徴の一つであり続けるため改修のプロセスを続けている。我らの会長フロレンティーノ・ペレスは先日行われた理事会で「マドリディスモすべての誇り。我々の人生の一部。我々全員の夢の実現のための強い味方になる。新たなサンティアゴ・ベルナベウはレアル・マドリードの歴史を変える」と話した。さらにシウダー・レアル・マドリードは世界最高の総合練習場で、完成から18年を経た今も拡張を続けている。
レアル・マドリード・ファンデーション
レアル・マドリードはユニバーサルなクラブとなって122歳を迎えるが、同時に社会との連帯でも貢献している。レアル・マドリード・ファンデーションは現在100カ国で展開、26年前の発足から1000以上のプロジェクト、あらゆる大陸で約450のスクールを通し、これまでに150万人以上の生活改善を後押ししている。