公式声明:ルディ・フェルナンデス選手について
ルディ・フェルナンデス選手がプロバスケットボール選手として現役引退すると発表したのを受けて、レアル・マドリードC. F. はバスケットボール界と我々のクラブの偉大なるレジェンドに対しての感謝と愛情、尊敬の意思を表明します。
2011年のレアル・マドリード加入以降、選手は我々の歴史の中の最も成功を収めた時代の一つの象徴であり我々のチームの偉大なるリーダーの1人であり続けました。
我々のチームで過ごした13シーズンでルディ・フェルナンデス選手はレアル・マドリードで3番目となる754試合に出場し26タイトル、ユーロリーグ3回、インターコンチネンタル杯1回、リーガ7回、国王杯6回、スペインスーパーカップ9回を勝ち取りました。
そのうえユーロリーグとリーガでともに2回ベスト5に選ばれ(いずれも2012-2013季、2013-2014季)、2012年のスペインスーパーカップ、2015年の国王杯、2017-2018季のリーガファイナルでいずれもMVPに選ばれました。
ルディ・フェルナンデス選手は4シーズンに渡りNBAの選手として活躍、この間ポートランド・トレイルブレイザーズで3季(2008-2011季)、デンバー・ナゲッツで1シーズン(2011-2012季)を過ごしました。
スペインではジョベントゥ・バダロナの下部組織出身で、プロ選手としてデビューし、FIBAユーロカップ(2006年)、国王杯(2008年)、ULEBカップ(2008)に優勝、さらにFIBAヨーロッパ最優秀若手賞(2006年)、FIBAユーロカップのMVP(2006年)、ユーロリーグ最優秀若手選手(2006-2007年–)、リーガ・エンデサのベスト5に2回(2006-2007季、2007–2008季)、ULEBカップ決勝のMVP(2008年)、国王杯のMVPに2回(2004年、2008年)それぞれ選ばれています。
ルディ・フェルナンデス選手はスペイン代表でも最も偉大な存在の1人で、2024年パリ五輪にキャプテンとして参加したことで、2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2021年東京、2024年パリと男子バスケットボール選手として史上最多の6大会に出場しています。
またルディ・フェルナンデス選手はスペイン代表で最多出場の選手(266試合)で、6個の金メダル(2006年、2019年ワールドカップ、2009年、2011年、2015年、2022年欧州選手権)、3個の銀メダル(2008年、2012年オリンピック、2007年欧州選手権)、2個の銅メダル(2016年オリンピック、2013年欧州選手権)を勝ち取っています。個人としては2009年ポーランドで行われた欧州選手権でベスト5に選ばれました。
スペインスポーツ界と世界スポーツ界のレジェンド、ルディ・フェルナンデス選手はマドリディスタと世界のファンがその非常に高いレベルとスペクタクルなバスケットを楽しんだ歴史的な一時代に幕を引きます。レアル・マドリードは今もこの先も彼の家であり続け、人生の新たな時代でご自身とご家族に幸運が伴うことをお祈りしています。