特集 “29回目の国王杯優勝”

チームはマラガで行われたバルサとの決勝でタイトルを獲得した(96-85)

特集 “29回目の国王杯優勝”
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2024年2月18日、レアル・マドリードはクラブ史上29回目の国王杯王者に輝いた。それは4年前に28回目の優勝を飾った時と同じ舞台であるマラガのマルティン・カルペナで行われた決勝でバルサを破り達成された。国王杯王者はこの大会でその経歴をさらに大きなものにしている。

このタイトルはチームの団結力、グループとしての強さ、連帯感、忍耐力の勝利として記憶されることになるだろう。これはMVPに輝いたカンパッツォだけではなく、ポイエー、デックムサ、そしてレアル・マドリードを構成する選手たちひとりひとりの国王杯である。そしてもちろん、監督としての1シーズン半ですでに4タイトルを獲得しているチュス・マテオのものでもある。

レアル・マドリードはシーズン前半、素晴らしいパフォーマンスを発揮してスペイン・スーパーカップを手中に収め、リーガとユーロリーグで首位に立った状態で国王杯を迎えたが、その強さを証明する必要があった。最初の難敵は準々決勝のUCAMムルシアだった(84-79)。準決勝では新たな強敵のバレンシア・バスケットと対戦したが、レアル・マドリードは非常に完成度の高いゲームで圧勝した(95-76)。そしてクラシコがタイトルを決することになった。チュス・マテオ監督率いるチームは非常にタフな決勝戦で全力を尽くし、チームとして素晴らしいプレーを見せてバルセロナを破った(96-85)。

カンパッツォが大会MVP
このアルゼンチン人ポイントガードは4年前と同じ舞台で再びこの章を受賞し、今大会1試合平均14.7得点、6.3アシスト、2.3スティール、評価20.3点を記録した。さらにスペイン・スーパーカップに続き、2大会連続の大会MVPとなった。決勝戦後、「チームワークが素晴らしかったので幸せだ」と語っていた。

レアル・マドリードはマルティン・カルペナで優勝を祝い、フロレンティーノ・ペレス会長は王者たちを祝福した。その後、パーティーはロッカールームへと移動し、そこでリュルが恒例のセルフィーを撮影。会長はチュス・マテオ監督率いるチームに「私は勝利と刺激を与え続けるこのバスケットボールチームを非常に誇りに思っている。この決勝はとても美しく、激しく争われ、選手たちは多大な犠牲を払っていた」と称賛の言葉を述べた。祝賀会は翌日、マドリードの州庁舎と市庁舎を訪れ、全てのマドリディスタに29回目の国王杯優勝トロフィーをお披露目して幕を閉じた。