シャビ・アロンソ:「ここから3日ごとに試合があり、誰もが準備できている状態が必要」
「アノエタはいつでも要求度の高いアウェー会場」と指揮官
アノエタでレアル・マドリードがレアル・ソシエダと対戦する(スペイン時間:土曜16時15分、日本時間:同日23時15分)を前に、シャビ・アロンソ監督がメディア対応した。指揮官はこう話している。「アノエタへの訪問はいつだって要求度が高く、良い相手との試合。全員が良い状態でチームへ戻り、誰も怪我や違和感を抱えておらず、全員が練習することになっている。明日へ向けては意欲とともにリーグ中断のあと試合に戻る。我々は良い保障とともに次の試合へ向かうことができる。ここから3日ごとに試合があり、誰もが同じ方向を向いている必要がある」。
「我々は成功を求めている。サッカー的、そして人間的な特徴とともにチームをやりくりしたいと願っている。誰もが同じ船に乗っていると感じて欲しい。ここから次のリーグ中断まで3日ごとに試合のある非常にハードなブロックが始まり、全員が同じ方向を向いている必要がある」。
ベリンガム
「少し楽観主義的でありたいと思っていて、10月を前に良い状態であるのを願っている。彼は部分的にグループ(練習)に加わっていて、肩がしっかりと安定するためにもう少し保護しなければならないからコンタクトは避けている。ジュードはここまでリハビリで大きな努力をして来て、とても良い状態にある。明日の試合にはいないが、来週もう一歩踏み出しより普通の状態で練習できればと思っている。我々が良い感触を得たとき、特に彼のそれが重要だが、彼を待つことになる」。
代表戦ウィークによるリーグ中断
「ポジティブなものだった。最も大事なのは全員が健康な状態で戻り、問題なく、時間通りに帰ってきたということ。今日は最後の練習になる。ここまでクラブで通常より多い選手たちがいたが、ここからはそれを過去のこととし、次のブロックを迎える。我々はこれまでの流れを続け、成長を継続したいという意欲があり、我々はまだ強化を続け、良くなって行く段階にある。いつでも非常に要求度が高く、特別な試合のアノエタで我々は初めて行く」。
ビニシウス、ロドリゴ、エムバペ3人の先発は可能?
「一緒のプレーは可能。彼らは昨年何度もプレーしており、試合や別の選手次第で一緒にやれる。それは除外されたものではなく、これまでわずか3試合だということ。時に我々は非常に短い期間のあととても決定的な結論を出そうとする。もう少し長い期間で評価することになるだろう」。
審判の説明
「私から見て悪いものではなく、いくつかのポイントでより同意するものと同意しないものとがある。状況を説明する助けになると思うし、願わくば(私ととしてははっきりと確信していないが)少ないミスを犯す助けになるかもしれない。ミスは今後もあり続け、より良い方法で貢献し続けることができると受け入れなければならない」。
マスタントゥオーノとU-20W杯
「もし我々次第だというのなら、彼は我々と共にいる」。
カマビンガとメンディのフィジカル状況
「エドゥアルドはジュードと同じような回復状況で、すでにグループと共に練習している。今後に後退がなければ近く招集メンバーに入ることができるだろう。医者からの回復診断はある。フェルランドはもう少しかかる。彼の怪我はもう少し厄介なものだったし、まだ数週間残っている」。
適応プロセス
「我々は吸収を続ける期間にある。まだ先はかなり長く、いくつかのことを変えて行きたいと思っているからさらなる試合とさらなるブロックを必要としている。短い準備期間のあとフィジカル的には良い状態にあり、ここから通常の流れ、3日ごとにプレーする状態に入る。我々はフレッシュな状態の選手、あらゆるタイミングで試合に出られる手応えを持つ選手を必要としている。我々は戦力を取り戻し、現状でほとんど怪我人はいないから、良い保障とともに口へ向かうことができる」。
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エムバペとリーダーシップ
「キリアンはサッカー的にも人間的にもとても良い状態にある。マドリードでの最初のシーズンのあと、大きな意欲と共に2シーズン目に向かっていると思う。日々その役割を受け入れているともているが、彼だけではない。我々が望むものを築き上げて行くためロッカールームの中心部分を作り上げたいのなら、その責任は分担されなければならない。我々が戦ったのはまだ3試合だけで、どう戦って行きたいか、チームとして発展するため日々どう機能したいか少しずつ進んでいかなければならない。キリアンは不可欠な存在で、フランス代表では改めて決定的な存在となり、それを我々は必要としている」。
ブロックごとの計画
「彼らは慣れている。シーズンの最初の段階、特に代表戦ウィークに挟まれたそれは、4月から5月に良いコンディションでたどり着くため注意力を失わないため、短い期間での目標に注力しなければいけないと分かっている」。
センターバック3人構成
「クラブW杯は現在我々が見ていたものとは少し違う文脈だった。あれは自分たちが築こうとしたものの根幹のコンセプトを確かなものとするための試合のプランを準備するものだった。3人のセンターバックというより、センターM Fの一人がセンターバックのようにプレーできるということで、それは私の頭にあるものであり再び使うこともあり得る。我々には5人のセンターバック、ダビド(・アラバ)、トニ(・リュディガー)、ミリトン、ラウール(・アセンシオ)、ディーン(・ハイセン)、このポジションでもプレーできるオーレリアン(・チュアメニ)もいる。選手の質の高さを考慮すればそれは可能。ここまでの3試合での決定的な結論ではなく、試合プランを決めるため、そのシステム、そのアイディアでプレーしたいという決定のためには先が長い」。
この先の7試合
「毎試合が極めて重要で、もしかすると長い目で見て決定的なものになるかもしれない。今からアノエタ、そのあとホームでマルセイユを迎え討つ。試合ごとに戦いは違うものになる」。
今回のブロックがマドリードの指揮官として最初の大きなテストだと捉える?
「そうは受け止めていない。我々はリーガもチャンピオンズリーグも1試合ごとに大きな重要性があると分かっている。長い目で見て決定的なポイントになるかも知れず、だからこそ試合ごとに重要性があるとみて、どう試合に向かいたいのかを知らなければならない。それが準備期間を決めることになるかも知れない。各試合が決定的なもの」。
トレントとカルバハルをどうやりくりしようと考えている?
「幸運にも我々はチーム内に健全な競争がある。それはチーム、そして選手たちにとって良いことで、自分にある最高のものを出すため自分に厳しくいなければならない。良い競争があることを知り、良い準備をしているチームメイトがいる。ここまでトレントカルバハルも試合に出ており、センターバックやサイドアタッカーといった他のポジションでも同じ。そのことは選手が見放されたと感じないため、日々の選手たちにとって非常に健全なことだと思う。それに相応しい存在が試合に出る。そのことは1年を通して何度も繰り返されることになる」。
ブラジル代表に招集されなかったビニシウスJr.、ロドリゴ、ミリトンのフィジカル状態は?エンドリッキはいつ復帰する?
「ビニシウスJr.は最初の試合の処分があったから。ミリトンは長い期間の怪我のあと全ての試合にプレーできなかったが、一度出場すれば良いレベルでやっている。ロドリゴは日ごとに良くなっている。エンドリッキはもう少し時間がかかる。4選手が(代表へ行かず)ここに残ることが何回も怒るとは思わない。そうなればここでは非常にありがたいが、普通はカルロ(・アンチェロッティ)が彼らを再び招集するだろう」。