クルトワ:「ヨーロッパの強豪と対戦するので最初からしっかり臨まなければならない」
「レアル・マドリードで300試合出場を達成できることをとても誇りに思う」とこのGKは語った
ティボ・クルトワがチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節レアル・マドリード対ユベントス(スペイン時間:水曜21時、日本時間:木曜4時)の前日、記者会見に出席した。「300試合出場を達成できることをとても誇りに思う。子供の頃、何らかの試合に出ることを夢見ていたが、300試合を達成できることを大変誇りに思っている。明日はヨーロッパの強豪と対戦する。彼らは最近調子が良くないが、そのことがより危険な存在にしているんだ。攻守に渡ってクオリティが非常に高いことは分かっているので、最初の1秒からしっかりと臨まなければならない難しい試合になるだろう。僕たちがホームで戦うということを示し、良い結果を得られることを願っている」
ラポルタ会長の審判に関する発言
「彼はすべてネグレイラ事件のため、そう言わざるを得ないのでそう言っているんだ。僕がレアル・マドリードに在籍して以来、審判が僕たちに有利な判定をしたことは一度もないと思う。むしろその逆だよ。結局のところ、審判も選手や監督と同じように人間であり、ミスを犯すことがあるが、彼らが僕たちに利益をもたらせてくれたなんてまったく感じたことはない」
マイアミでの試合
「それは完全に大会を歪めるものだ。NBAやNFLの話をするのは簡単だよ。NBAは82試合あり、最終的にプレーオフで争われる。それは彼らにとって何も変わらない。NFLは全チームのオーナー投票で決定する。さらに彼らにとって利益になり、彼らが望んでいるため、試合数は倍になった。それは全員の投票で決定されたことだ。ここではその逆だ。彼らがそれを導入するのは、自分たちでそうすることができるからだ。それは大会を歪めるものであり、選手との合意に反している。それに反するものなので、僕には正しいと思えない。僕たちはホーム&アウェーで戦うべきだ。ホームとアウェーでの対戦は同じではない。レアル・ソシエダ戦やヘタフェ戦で僕たちが経験したように、リーガはアウェーゲームが非常に難しい。ビジャレアルとのアウェーゲームもそうだ。勝つことも負けることもあるが、やむを得ない事情がない限り、すべてのチームがホーム&アウェイで戦うべきだ」
チームの守備面が昨季よりも向上しているかどうかについて
「状況は異なる。ダービーでは多くのゴールが、僕たちにとって改善の余地のあるセットプレーから生まれた。1点目は最初のCK、2点目はスローイン、3点目はCK後のPKだった。そして4点目はFK、5点目は終盤だった。僕たちは11人で非常に良い守備をしており、高いインテンシティで非常に高い位置から行こうとしているし、僕は準備しておかなければいけない。ヘタフェ戦は落ち着いた試合だったが、ビッグクラブのGKとして、そこでも存在感を示す必要がある」
選手たちの抗議に対する検閲
「何が驚きなのか分からない。以前からSNSで公の場で反論するなどを続けている。クラブワールドカップ後にも話した。僕はどのスポーツでもリーグ会長があんな発言をするのを見たことがない。それを隠蔽し、さらに僕たちが抗議している理由を変えることは検閲や操作であり、深刻な問題だ」
ビニシウスJr.は時に不当な扱いを受けていると思うか?
「そう思う。彼は子供だ…いや、もう子供というほどでもない。でも彼が18歳の時でさえ、君たちの多くが彼を嘲笑してきた。それは容易なことではないだろう。ヘタフェで先日、彼は何も悪いことをしていないのに最初の瞬間から敵意を向けられていた。彼が時々、些細な反応を示すのは当然のことだ。挑発していないのに最初から狙われたが、最終的には相手を翻弄した。そんなことをしようとした相手に対し、彼はうまくリアクションしたと思う。彼の出場はより多くの決定機を作り出すのに役立った。相手は彼を狙い、彼はゴールに貢献できなかった。それは非常に不当なことだ。彼はすでに経験豊富な素晴らしい青年だ。自分の役割を果たし、チームに貢献するために良い状態を保つ必要があると思う。今シーズンは多くのゴールとアシストで良いスタートを切っているので、明日や日曜日もさらなる活躍を願っている」
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ベンゲル法のオフサイドへの影響
「それがサッカーにとって最も必要な変更かどうかは分からない。時間稼ぎの問題もある。例えばGKには8秒ルールが適用されているが、あるチームはスローインで30秒稼ぐことがある。試合の流れをスムーズにするためには、まず他のことを変更できるかもしれない。オフサイドに関しては同意する。時に1ミリのオフサイドがゴールを決める上で不利になることもあるが、その次はDFとFWの体の距離を測るのだろうか?VARがそれをどのように行うのか、フレーム全体を捉えるのか分からない。難しい問題になるはずだ。おそらく、いくつかのチームはそのアドバンテージを活かすため、ラインを前に押し出すチームもあるだろう。でもFWがそのスペースでアドバンテージを得れば、チームはより後ろで守備するかもしれない。ルールを変更したからといって、必ずしもゴールが増えるわけではない。ベルギーでは先日、ゴールが取り消されたが、その差はほとんど見られなかった。その場合はゴールにカウントすべきだと思うが、その基準をどこに置くかも問題だ」
ビニシウスJr.が今、いざこざの中でよりうまく生きていると感じているか?
「スタジアム全体から標的にされ、すべての選手に打撃を受けるのは必ずしも容易なことではないが、彼は成長してきた。それは、僕がチェルシーで一緒にプレーしていたアザールにも見られたことだ。彼も同じタイプだった。相手は試合から排除しようと狙ってくる。もしビニシウスJr.がそのいざこざと共存し、さらには相手を翻弄する方法を学んだのなら、それは良いことだ。僕が所属したチームには以前、ジエゴ・コスタがいて、彼はそれを改善しなければならなかった。チェルシーでプレミアリーグのDF陣を翻弄していたよ。もしビニシウスJr.がそれを成し遂げ、自分のプレーに集中できるなら、僕たちにとっては完璧だ。彼は世界最高の選手の一人なので、試合に集中し、監督の要求に応え、自分のプレーをすることが重要なんだ」
この厳しい1週間をどのように準備している?
「準備は変わらない。しっかり練習して回復し、よく食事を取り、戦術的に万全を期すことだ。サポーターには全力で応援してほしい。僕たちは過去数年間、ベルナベウが火山のような状態になると、たとえそれが経験豊富な相手だったとしても、圧倒できる例を数多く見てきた。試合で苦しい瞬間があっても応援を続けてほしい。それが試合を通じて僕たちが戦い続けるためのさらなるエネルギーになるからね」
リーグフェーズの主な目標は8位以内に入ることか?
「ベスト8入りが目標だ。そうすれば、2月に2試合多く戦わずに済むので道のりが楽になるし、1週間リラックスして過ごせる。そのためには明日勝利し、勝ち点9全てを獲得してスタートすることが重要だ。その後はオリンピアコスとの難しいアウェーゲームを控えており、シティがここにやって来るが、良いスタートを切れば終わりも良くなる。昨シーズンはリールとミランに敗れたが、それは今シーズンに向けて良い教訓となった」
ロッカールームとビニシウスJr.について
「僕が望むのは、彼が良いプレーをし、ベストの状態を引き出すために感じていることを続けていくことだ。得点やアシストを記録し、チームに貢献してほしい。彼は先日何も悪いことはしていない。相手が彼をターゲットにし、ボールがない時に殴打していたんだ。2枚目のイエローカードではDFが後ろから来たため、審判がようやくがビニシウスJr.を少し守ってくれた。ボールを持っていない時にDFが他の選手に打撃を加えることは許されない。2枚目は当然の結果だった」