第2戦でもリバプールを下したレアル・マドリードがチャンピオンズリーグの準々決勝へ駒を進めた。我らのチームは2試合合計6-2で勝利したあと金曜日の組み合わせ抽選会を迎えることになる。第1戦と同様にベンゼマとビニシウスJr.のコンビネーションが決定的なものになった。ブラジル代表選手がアシスト、フランス人選手が78分に同カード2試合で自身3点目となるゴールを挙げた。
アンチェロッティ監督は試合前、第1戦を2-5での勝利したとはいえ「計算する」ことはないと話していたが、選手たちはイタリア人指揮官のメッセージに忠実だった。レアル・マドリードにとってチャンピオンズリーグ300戦目となる試合で攻撃なプランを展開、キックオフからゲームをコントロールした。とはいえ最初のチャンスはアウェーチームが迎えた。7分、エリア内からヌニェスが放ったシュートをクルトワが対応した。反撃は確かなもので、マドリードは3度に渡りゴールへ迫った。最初は14分、クロースのクロスをリュディガーがヘディングでつなぎ、ビニシウスJr.がゴールエリアからシュートした。アリソンが素晴らしい反応ではじき返した。アウェーチームの守護神は6分後、カマビンガのロングシュートに身を投げ出して好セーブを披露した。ボールはこのセーブのあとゴールポストに当たった。そして22分、ゴール正面からのモドリッチのシュートは数センチ単位でゴールの枠を外れた。
ビデオ.1-0:チャンピオンズリーグ準々決勝へ進出
試合開始から30分を越え、クルトワが33分、36分とヌニェス、ガクポがゴール正面から放ったシュートに立ち塞がらなければならなかった。こうしてゴールがないままハーフタイムを迎えたが、ゴールキーパーのアリソンがリバプールで一番の選手だった。一度はロッカールームへ戻ったあとまた最初から始めなければならなかった。バルベルデが敵陣でボール奪取、ベンゼマへつなぎ再びボールを戻したが、ウルグアイ代表選手は1対1となった敵の守護神を破ることができなかった。バルベルデはそのあとヘディングで得点チャンスを迎えたがシュートはゴールバーをかすめた。我らのチームは得点するにふさわしい動きを見せていたが、68分さらに惜しい場面を迎える。ビニシウスJr. の素早いサイドチェンジのあとエリア内でのベンゼマのシュートはゴールの上を越えた。
その後も試合は進み、78分に我らのチームがそれまでの働きに見合うご褒美を得る。カマビンガがベンゼマへパス、一度はクリアされるもビニシウスJr.がアシストしフランス人選手がボールを押し込んだ。同選手にとってこのカード2戦で3点目、ブラジル代表選手にとっては2得点2アシストとなる2選手のコンビが勝利に欠かせないものになった。ロスタイムに入ってロドリゴが点差を広げることもできたが、ファン・ダイクとツィミカスがゴールライン上で得点を防いだ。レアル・マドリードは勝ち抜けを決め、タイトル防衛の戦いを続ける。
フェリックス・ズワイアー(ドイツ)、線審:ステファン・ラップ、マルコ・アクミュラー、第4審判:スヴェン・ヤブロンスキー、ビデオ・アシスタント・レフェリー:マルコ・フリッツ(ドイツ)