レアル・マドリードがリーガ開幕から全勝している。アンチェロッティ監督率いるチームはRCDEスタジアムでエスパニョールに勝利して3連勝を飾りリーガ首位に立った。ベンゼマが再びUEFA年間最優秀選手に選ばれた理由を証明し、終盤の2ゴールで我がチームに勝ち点3をもたらした。
試合は拮抗した展開でスタートし、12分にビニシウスJrが先制点を決めるまで両チームともチャンスを作れなかった。ブラジル代表FWはチュアメニがDFの裏に出したスルーパスに反応し、右足の対角線上のシュートで0-1にした。さらにその直後、左サイドを駆け抜けたビニシウスJrが追加点を狙うもルコントに全力で阻止された。
エスパニョールが同点弾
マドリードがプレスをかけ、次々とチャンスを作り始める。まずビニシウスJrのシュートはクロスバーを越え、続いてクロースのカーブをかけたシュートはエスパニョールDFに阻まれた。エスパニョールは前半最後に反撃し、そのうちの1回で同点に追いついた。ホセルのペナルティエリア内からの最初のシュートはクルトワにファインセーブされたが、弾かれたボールを蹴り込み1-1にした。
ビデオ.1-3:ベンゼマのドブレテで勝利し首位に
後半はエスパニョールが前に出てスタート。52分にプアードのシュートがクロスバーを越え、その7分後、ホセルの至近距離からのシュートはクルトワの見事なセーブに防がれた。その後は一進一退の攻防が続いたため、アンチェロッティ監督はロドリゴとカマビンガを投入したが、我がチームが反応を示すのに時間はかからなかった。カマビンガの素早いトランジションから、パスを受けたベンゼマがカーブをかけてゴールを狙うもルコントにダイビングで好セーブされた。
決定的な役割を果たすベンゼマ
我がチームは攻撃の手を緩めることなく、66分にクロースがペナルティエリア左から低空のシュートを放ち、ベンゼマがつま先で合わせて1-2にした。しかし副審がオフサイドのフラッグを上げ、ゴールは取り消された。マドリードはエスパニョールを包囲し続け、88分にベンゼマが姿を見せる。ロドリゴが左サイドからクロスを上げ、ベンゼマが誰よりも早く前に出てファーポストでゴールを決めた。しかしキャプテンはさらなるゴールを求めた。後半アディショナルタイム、エスパニョールがペナルティエリア手前でセバージョスにファウルを犯したルコントが退場となったことでひとり少なくなり、ベンゼマがそのFKを直接決めて1-3にして試合を決定づけた。
メレーロ・ロペス(アンダルシア州協会)、副審:バルベロ・セビージャ、マルティネス・セラト、第4審判:モンテール・ソランス、VAR:ムヌエラ・モンテーロ(アンダルシア州協会)