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2018年5月20日、レアル・マドリードはフェネルバフチェを85対80で下してクラブ史上10度目のヨーロッパカップを獲得した。ロス・ブランコスはその歴史に厚みをつけ、欧州で最も称賛されるチームとして引き続き成長を続けている。2015年マドリードでノベナ(9度目のタイトル)を獲得したのに続き、4年で2度目のタイトルを手にしている。
ラ・デシマはその獲得までの道程からマドリディスモにとって特別なタイトルとして刻み続けられていくだろう。けが人が続出したハードなシーズン、プレーオフでアウェーながら1対3とパナシナイコスを倒して、レアル・マドリードはここ8年で6度目のファイナルフォー進出を決めた。
バスケットが盛んな街ベオグラードでは、ラソ監督に率いられたチームは優勝トロフィーを獲得。スペクタクルなバスケットを披露し、エキシビションを開催し欧州の強豪を破った。始めは準決勝のCSKAモスクワ、ユーロリーグのレギュラーリーグでベストな結果を出したチームを82対93と倒した。決勝では85対80と前大会優勝チームのフェネルバフチェを破った。また。この重要な試合で12人の選手が9分間にプレーした初めてのゲームとなった。
ビデオ.85-80: レアル・マドリードがデシマ達成!
ドンチッチ、ファイナルフォーのMVP
ベオグラードでは欧州最優秀選手にルカ・ドンチッチが選ばれた。ファイナルフォーのMVPは平均15、5得点、5リバウンド、3アシスト、1リカバー、7被ファールで17ポイントの評価を獲得。レアル・マドリードの下部組織出身選手は翌日にもレギュラーリーグのMVPに選出され、ユーロリーグの表彰式が行われたセルビオ宮殿で受賞した。
ドンチッチは他の2部門でも主役となった。大会のライジングスター、ベスト5
のメンバーに選ばれている。若干19歳ながらドンチッチはすべての記録を更新している。生え抜き選手はトロフィーに感謝し、「自分には驚くべき、ファンタスティックなチームメート、自分にプレーのチャンスを与えてくれたラソという素晴らしい監督がいる。皆が自分の力を信頼してくれたし、勝とうが負けようがいつでも自分と共にいてくれる」と感謝の言葉を口にした。
ビデオ.ドンチッチがファイナル・フォー2018のMVPに選出
このユーロリーグのタイトルはラソがチームを率いて14度目のタイトル
レアル・マドリードはスタルク・アレーナのコートの上でタイトルを祝福。その後、フィエスタはロッカールームで行われ、フロレンティーノ・ペレス会長がチャンピオンを祝福した他、今では恒例となったリュルのセルフィーが行われた。翌日、マドリード州庁を訪れこの歴史的な欧州タイトルをお披露目。ラ・デシマのお祭りはフェリペ4世王が歓迎してくれたサルスエラ宮殿の訪問で終了した。