ニュース | 25/05/2015
「役員会はレアル・マドリード監督からのカルロ・アンチェロッティ解任を決定しました」とレアル・マドリード会長は述べた。「誰もが非常に難しい決定だと想像することができるように、特に役員にとっては難しいものでした。しかし私がいつも言っているように、我々はここレアル・マドリードに簡単な決定をするために来ているのではなく、世界的に認知された機関にとってベストだと考える決定するために来ているのです」
「カルロ・アンチェロッティはこの2年間、役員や私個人、そしてサポーターの愛情を勝ち取りました。彼は我々の歴史の一部となったのです。なぜなら彼は我々とデシマを達成した監督ですから。しかしみなさんもご存知のように、レアル・マドリードでの要求は最大限であり、我々は新たなタイトルを勝ち取るため、新たな時代で我々の競争力を最大限のレベルに到達させるために新たな刺激を与える瞬間だと考えています」
「我々は偉大なチームを持っており、その才能や仕事ぶりで最も重要なソシオやサポーターに満足感や喜びを与えることができることを知っています。ここから私は公に、カルロ・アンチェロッティの2年間の仕事ぶりや愛情全てに感謝していること、ここが彼の家であり続けることを伝えます。またみなさんには、来週、新監督の名前を発表することになるだろうことをお知らせします」
カルロ・アンチェロッティの2年間の仕事ぶりや愛情全てに感謝していること、ここが彼の家であり続けることを伝えます
このスピーチ後、レアル・マドリード会長はメディアの質問に応じた。カルロ・アンチェロッティ解任を決定した瞬間についてフロレンティーノ・ペレスは次のように語った。「我々は毎年、シーズン終了後によく考えますし、これはよく分析した上での決断です。ここに来る前、私はアンチェロッティと一緒でしたが、彼は紳士的であり、我々全員と素晴らしい関係にあることを伝えなければいけません」
難しい決断
「もちろん我々は全ての面を分析しましたが、このポストは簡単なものではありません。我々には新たな刺激が必要だと確信している場合、我々は明確な決定をしなければいけません。2年の職務の後、マドリードの要求は非常に高いものであることから、我々の競争力を最大限のレベルに到達させるために新たな刺激を与える瞬間に来ています」
チームメンバー
「我々は解任決定を行ったばかりなので、チームメンバーに伝えキャプテンたちに話す機会を設けることになるでしょう。選手たちはアンチェロッティに、私やサポーターが持つのと同じ愛情を示しました。私はそれを不快に感じることはないですし、むしろ同じ時間を過ごしマドリードを去る人のことを思ってのことで、正しいことだと思います。あれは選手たちの愛情のジェスチャーなのです」
アンチェロッティとの関係性
「個人的な関係性はありましたが、それは技術的なキャラクターのものではありません。私は決して監督の決定に介入したことはありませんでした」
消耗
「誰か1人に責任があるということはありません。監督というポストは常に分かち合うもので、時間の経過とともに消耗するものです。バルセロナやアトレティコ・マドリードのようなスペインチーム、ミラン、インテル、チェルシーのような外国チームの監督に目を向けてみてください。消耗を避けられないポストであることを見てとることができるでしょう」