マッチレポート | 08/11/2014 | Alberto Navarro
ベイル、ラモス、クロース、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドのゴールでラージョに快勝し、公式戦13連勝を達成。- リーガ
- 11節
- 土, 08 11


全てが上手くいったと言えるだろう。その1つがベイルのゴールだ。怪我から復帰したウェールズ代表MFが得点に必要とした時間は9分だった。ボールを奪ったクロースがクリスティアーノとのコンビネーションからサイドで再びボールをもらい、グラウンダーの早いクロスを入れると、ベイルが滑り込みながらネットを揺らす。
クロース、6アシストでリーガでのチーム内アシストランキングトップ
先制点を奪われたものの、ラージョの気持ちが折れる事はなく、バプティスタンが31分にヘディングシュートで同点にするチャンスを掴む。だが、わずかにボールはケイラー・ナバスが守るゴールの枠を外れていく。そこで訪れたのは、ホームチームの2点目だった。その2分前にベンゼマが得点チャンスを掴んでいた。38分、クロースのCKに合わせたフランス人FWのヘディングシュートはバーを直撃する。だが、ハメスが放った次のCKでセルヒオ・ラモスが膝でマドリディスタ通算50点目を決める。
クロース、マドリディスタ初得点
試合の大勢は決まったと思われたが、前半終了間際、ハメスのミスパスからラージョはチャンスを掴み、元マドリディスタのアルベルト・ブエノがゴール。前半と同じシナリオで後半がスタートするが、より気持ちのこもったものになった。実際、ロス・ブランコスは早々に得点を奪う。今度は9分ではなく10分、クリスティアーノ・ロナウドが右サイドを切り込み、フェイントで相手DFを交わし、走り込むクロースにバックパス。ドイツ代表MFは右足を振り切り、クリスティアン・アルバレスの手の届かないゴール右隅に流し込んだ。ドイツ人MFのマドリディスタとしての初得点は、とても美しいスペクタクルなもので飾られた。
新たなリードを手にし、解き放たれたマドリードは4分後に試合を決めるゴールを生み出す。ぺぺが中盤でボールを奪い、クリスティアーノにつなぐ。右サイドでボールを受けた背番号7番はベンゼマにラストパスを送る。好調のフランス人FWは落ち着いてネットを揺らし、ここ8試合で9点目となるゴールを決めた。
これが最後のゴールではない。80分にベイルがそのチャンスを掴むが、シュートはクリスティアン・アルバレスの渾身のセーブにあいゴールにはならず。だが、3分後のクリスティアーノのシュートをラージョ守護神は防ぐ事は出来なかった。イスコのラストパスを受けたクリスティアーノはDFを交わしてシュートを放つ。GK正面に飛んだボールだが、クリスティアンがボール処理をしっかりと出来ずにゴールラインを割る。5選手による5得点、2つのポスト。代表ウィーク前最後の試合でマドリディスタのスペクタクルな攻撃力とパフォーマンスが光った試合だった。