バルベルデ:「1年を最高の形でスタートさせる絶好の機会だ」

「新たな決勝なのでタイトルを勝ち取る自信と熱意を持って臨む」とこのMFは語った

バルベルデ:「1年を最高の形でスタートさせる絶好の機会だ」
ニュースEdu Bueno写真:Antonio Villalba y Pedro Castillo (Yeda)

フェデ・バルベルデスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦(スペイン時間:日曜20時、日本時間:月曜4時)の前日、記者会見に出席し、次のように語った。「明日はとても重要な新たな決勝だ。今年最初のタイトルになるので、大きな自信を持って迎えている。最初の数ヵ月は期待したほど良くなかったが、今はうまくいっている。明日は自信に満ち溢れ、勝利への希望を持ち、1年を最高の形でスタートさせる絶好の機会だ」

スペイン・スーパーカップ優勝の重要性
「このトロフィーは、特にタフで全てのタイトルを戦うことが重要となる残りのシーズンに臨むために精神的な自信を与えてくれるのでとても重要だ。僕たちが優勝するたびに、他の大会に臨むための重要な弾みになっていた。もちろん対戦相手は特別だし、できる限り素晴らしいパフォーマンスを発揮できることを願っている」

全試合でスタメン
「全ての試合、特に先発で出続けられて嬉しいよ。どんな試合でも戦えるという監督の信頼を得られていることに大いに満足している。国王杯で監督と話をして、僕は休んだ方がいい選手の一人だと言われたけど、45分間プレーすることで合意したんだ。僕にとってとてつもないほど幸せである世界最高のクラブのレアル・マドリードで試合に出続け、自分の名前を残すという足跡を残そうと努力しているので、監督も僕も幸せだ。両親や親しい人たち、妻の話を聞けることを誇りに思う。そして子供たちが僕がこのクラブでプレーしている姿を見続けてくれるのでとても嬉しいよ。7月には休養の時間が取れるだろう」

いつでもプレーできるようにどうやって回復している?
「それは何よりも休むことだ。今は子供たちと離れているのであまりやることがない。1日24時間、子供たちと遊ばなければならないのは一番大変だし、最も疲れることだ。今は部屋の静けさを生かし、チームメイトと話をすることで、チームとして強くなっている。フィシオも医師も同じだし、このクラブで働く人たちは、僕たちが良い状態で試合に臨めるようにベストを尽くしてくれる。僕たちはグループであり、チームであり、全員が同じ方向を向いている。それが重要だ」

サッカー選手としてダニ・オルモとパウ・ビクトルの状況をどう思うか?
「自分のことではないので意見を言うつもりはない。僕の義務はレアル・マドリードやクラブを守ること、そしてそれをできる限りベストの方法でやることだ。彼の立場になって考えてみると、選手は常に試合に出ることを望んでいるので、それはきつく難しいことだ。試合に出られないと分かっていて練習するのは大変だよ。多くの選手がユニフォームを着るための情熱を持っている。それは間違いなく難しいことだ。辛抱強く練習し、準備を続ける必要がある。選手にとってあのような瞬間を経験するのは良いことではない」

アンチェロッティとの関係
「重要なのは僕と彼との間には人々が考えているような口論や衝突がまったくなかったということだ。僕はSNSを使っていないので、親しい人たちから起こったことに対するメッセージを受け取ったのは驚きだった。監督は間違いなくチームのためにベストを望んでいる。僕には家に妻がいて、彼女は僕のためにベストを尽くしてくれる。僕には誰が正しくて誰が間違っているのかについて議論することはできない。2人とも自分が一番望んでいることを守っているからね。監督はチームを守り、妻はパートナーであり子供の父親である私を擁護した。すべて理解できるし普通のことだ。重要なのは監督と僕がお互いに正直者であり、物事を明確にし、誠実であるということだ。あの試合後、僕は何も知らなかったので、まったく話をしなかったが、その数日後に話をした。妻に言われたからとか監督やボスに言われたからといって怒ったりはしなかった。できる限りベストな方法で練習を続け、チームの中心にならなければならない」

アンチェロッティが言うように30ゴールを決められるか?
レアル・マドリードにいるどのFWよりもゴールを決めるのは難しい。そんなことは考えていない。僕は自分の義務である守備と攻撃をやり、チームが必要とすることで貢献する。スーパーカップでモラタに起こったことについては、それが正しかったか間違っていたかを言うつもりはない。僕はそうすることを選び、それがチームにとってベストだった。僕はそのことを高く評価している」

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明日バルセロナに勝ったらどんな見出しをつける?
「それは難しい。そのような瞬間、選手たちには陶酔感がある。試合を終えた後、負ければ熱くなり、勝てば幸せを感じる。あの日ナチョモドリッチが言ったことは尊敬に値する。もし明日勝てれば、自分たちが世界最高のクラブであることを証明し続けることができる。悪かったりあまり良くない試合があったりすることもあるが、僕たちは常にすべてに勝っているチームだし、僕はそれを高く評価している」

オフサイドについてエムバペと話したか?
「若くしてワールドカップの決勝をプレーし、優勝してすべてを勝ち取り、フランスでレジェンドである世界最高の一人である選手をレッスンすることなどできない。彼は自分が何をすべきかを理解しているはずだ。僕たちは彼と一緒にいて、彼を助けるためにここにいる。もちろんバルセロナがやっていること、ハイラインでうまくやっているので懸念しているが、特にアシストできるDFとMFには注意が必要だ」

マジョルカ戦のエピソードはどう思うか?
「それはサッカーでは起こり得ることだ。負けたときは怒りで熱くなり、勝った時は陶酔する。それぞれ状況が違う。ピッチを縦横無尽に走り回った90分の後、自分の中にあるものを口にすることができる。あれは両チームに起こったサッカーの出来事だ。それはあそこに留まり、全て同じままだ。明日は新たな決勝に臨まなければならない」

前回のクラシコのリベンジの気持ちはどのくらいあるか?
「とてもたくさんある。あの日は眠れなかったし大変だった。あんなにも大差の結果で終わるとは思っていなかったよ。いい試合をするという希望があったので辛かった。特に前半はゴールチャンスがあったし、そのことが自信を与えたので勝てると思っていた。でも後半になると相手が良いスタートを切り、僕たちは集中力を欠いてしまった。物事がうまくいかず、やるべきことを完璧にできなかったことが痛手となった。でもそのおかげで僕たちは前進し続け、今日のようなチームになるための大きな意欲とパワーを得ることができたんだ」

チームのダイナミズムの変化と5年前のスーパーカップ決勝
「モラタの件は僕にとって特別だった。あのプレーとPK戦のおかげで僕たちは新たなタイトルを獲得することができた。あの瞬間から僕の名前は大きくなったんだ。重要なのは僕がこのクラブでユニフォームを着続けていること。それが重要だ」

「敗北がチームをより強くし、大きく成長させることがある。昨年は多くの試合を戦いタイトルをたくさん獲得したが、たとえひどく聞こえたとしても、試合に負けてその状況を変えることができたのは僕たちにとって良いことだった。自分たちが他の誰よりも優れていると考える必要などない。謙虚さを持って今のままであり続け、グループとチームを強化する必要がある」