アンチェロッティ:「インターコンチネンタルカップをマドリードに持ち帰れることをとても楽しみにしている」

「我々にとってもボタフォゴとアル・アハリに勝って尽力してきたパチューカにとってもここにいられることは贈り物だ」と指揮官は明言した

アンチェロッティ:「インターコンチネンタルカップをマドリードに持ち帰れることをとても楽しみにしている」
ニュースEduardo Olivera

カルロ・アンチェロッティ監督インターコンチネンタルカップ決勝(スペイン時間:水曜18時、日本時間:木曜2時)の前日、ルサイル・スタジアムの記者会見場でメディアの質問に答えた。「我々が素晴らしいパフォーマンスを発揮してきたことを意味するので、我々はここにいられることに大いに興奮している。我々にとってもボタフォゴとアル・アハリに勝って尽力してきたパチューカにとってもそれは贈り物だ。我々はとても興奮しているし、いつも通り困難を考慮しつつ、勝利してマドリードにタイトルを持ち帰ることを目指すつもりだ。 この瞬間ここにいられること、そしてこの試合をプレーしていることに大きな興奮を感じている」

「このクラブであんなにも多くの成功を収められたのは非常に重要なことだと理解している。ここでいい仕事ができたことを光栄に思うし、今後もそれを続けていきたい。ミゲル・ムニョスや世界最高のクラブを率いる幸運に恵まれた他の監督たちと比較されるのは、私にとって名誉なことだ」

エムバペの先発出場の可能性
「彼の状況はシンプルだ。エムバペは昨日練習を行い良い感触を得ていた。今日彼の感覚を見極めなければいけない重要なトレーニングがある。もしリスクがなければ、本人や医師と相談して試合に出ることになるだろう。もちろん最低限でもリスクがある場合はプレーしない。今日の練習はとても重要だ。昨日の感覚はとても良かったし、その意味で我々は楽観視している」

この試合がチームのリズムに影響を与える可能性があるか?
「そうは思わない。この試合に1カ月前よりもいい状態で臨める。我々は大いに興奮している。明日は一発勝負の試合、決勝戦であり、昔のインターコンチネンタルカップを持ち帰ることにとても集中しているし、楽しみにしている」

選手のコントロール損失
「もちろんコントロールを失ったわけではない。スポーツの世界ではそのような困難な瞬間を経験しなければならないし、何年にも渡ってそれに直面することがある。それは11月から12月に訪れることもあれば、4月から5月の時もある。重要なのはそこにいることだ。10月から11月に難しい瞬間が訪れても、まだそれを乗り越えることができるかもしれない。我々はその点で改善されている。シーズン後半戦は非常に競争力があると確信している。いつも言っているように我々はまだ生きているし、私はコントロールを失っていないと断言できる」

チーム強化のためのミーティング
「クリスマスをいい状態で迎えたいし、この試合と次の試合に勝ち、その後チームには休養が必要だと思うので、その場を設けていない。1月にやるべきことを考えるつもりだ」

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批判がなければより良い監督になっていたと思うか?
「批判は受け入れるし、それも私の仕事の一部だと思う。私はプロとして、そしてスポーツの観点から批判を考慮している。どんなにベストを尽くそうとしても、いつもうまくいくわけではない。間違ってしまうこともあるし、批判によって目が覚めることもある。それは私の仕事の重要な部分であり、監督はもちろん批判される。サッカーの歴史上、批判を受けない監督など存在しないと思う。それを理解する必要がある」

ポジションによるエムバペのパフォーマンス
「彼はファンタスティックな選手だが、正直言ってまだベストの状態には達していないと思う。少なくともここ3試合は良いレベルにあったけどね。エムバペがここにいられることをとても嬉しく思うし、どのポジションでもプレーできる。彼の備えているクオリティがあれば、どこで起用してもプレーできる」

チームのパフォーマンス
「昨季と比べるといくつかの変化があった。我々はバランスを少し崩し、多くの負傷者に苦しんだ。我々はまだ自分たちの最大のレベルに達していないが、それはごく普通のことだ。DFのようなポジションを変更する場合、選手が適応できるようにシステムの戦術を少し変えなければならない。しかしそれはサッカーでは新しいことではない。満足していないが、最近良くなってきたことには満足している。我々はこれまで何度も難しい瞬間を過ごしてきた。しかしそれがチームを精神的に強くする」

油断大敵の試合
「すべての試合が油断大敵だ。パチューカはここにやって来たチームなので何かを持っている。ボタフォゴ、アル・アハリに勝ってきた。ここに来る価値のあるチームであり、彼らのクオリティに敬意を払う必要がある。決勝戦は常に感動的で、特別な気持ちになる。試合前は不安がある。試合で起こり得るすべての局面を想定し、チームをしっかり準備しなければいけない」

ビニシウスJr.とザ・ベスト
ビニシウスJr.にはそれを受賞する可能性があるし、彼の仕事ぶりを考えると受賞に値する。彼はファンタスティックな選手であり、2024年に彼がやってきたことを考えると受賞に値するだろう。彼は受賞に値しているし、そうなることを願っている」

ここ数カ月の批判とパチューカに対する意見
「ボタフォゴ戦と準決勝のアル・アハリ戦を見た。彼らは独自の特徴を持つチームであり、我々にとっても彼らにとっても非常に重要な試合になるだろう。彼らは全力を尽くすはずだ。非常に明確なシステムを持っていて、ロンドンやイドリシなどここでプレーした我々が知る選手たちを擁している。若い選手がいて、サイドバックがオーバーラップしてくるダイナミックなチームだ。面白い試合になると思う」

「さっき話したようにレアル・マドリードは昨季のリーガチャンピオンズリーグを制し、夏の移籍市場で世界最高の選手がやって来たので、誰もが楽にいけると思っているので批判は理解できる。しかしサッカーに簡単なものなど存在しない。サッカーは常にすべてをコントロールできるわけではないことを考慮しつつ毎試合戦うものだ。我々には試合の結果をコントロールできない。勝利に値しているのに勝てないことがあるし、負けて当然なのに勝つこともある。批判はそこから始まると思う。このチームが昨季素晴らしいシーズンを送り、世界最高の選手がやってきたという事実がある。1+1は2だが、サッカーでは常に2ではない」