マドリード、ベンゼマのドブレテで勝利

レアル・マドリードがホームで行われたリーガ第21節延期試合でエルチェに勝利し、新たな勝ち点3を積み重ねた。ハーフタイム前に試合を決め、アセンシオのゴールとリーガのクラブ歴代2位の得点者（230ゴール）になったベンゼマのドブレテにより3-0で前半を折り返した。さらに後半、モドリッチが勝利を締めくくった。

世界王者が早々にリードする。9分にライン間でパスを受けたアセンシオがマガジャンとラウール・グティの間をすり抜け、ポストぎりぎりのところに完璧なシュートを突き刺した。またその5分前にはミリトンに決定機が訪れるも、強烈なロングシュートはわずかに枠外だった。レアル・マドリードはその後もチャンスを作り続け、15分にロドリゴが左足でクロスを上げ、ベンゼマがダイビングヘッドを放つも枠を捉えられなかった。さらにその7分後、バルベルデがエリア手前から左足で打ったシュートはエドガル・バディアにセーブされた。

これらのチャンスは30分に訪れたマドリードの2点目の前触れとなった。カルバハルが右サイドからゴールエリアにボールを入れ、ベンゼマのヘディングシュートがロコの腕に当たった。このPKをキャプテンが自ら決めて2-0とし、ラウールを抜いてリーガのクラブ歴代2位の得点者になった。しかしまだハーフタイムまで時間があり、レアル・マドリードが再びPKから得点を奪った。アディショナルタイムにロドリゴがペナルティエリア内で倒され、ベンゼマが失敗することなくリーガ230点目を記録した。

モドリッチの美しいゴール
レアル・マドリードは熱狂的な声援を送るベルナベウの観衆と共にプレーを楽しみ、51分に得点のチャンスが生まれたが、ロドリゴのやや角度のないところからのエドガル・バディアとの1対1でのシュートは相手が一枚上手だった。さらにエドガル・バディアは54分に個人技からのベンゼマのシュート、その10分後のアセンシオの至近距離からのボレーシュートも同じようにセーブした。しかし80分、モドリッチがペナルティエリア手前から右足で放った正確なシュートはゴール左上隅に突き刺さり、止めることはできなかった。クロアチア代表MFはこの一撃でエルチェ戦の勝利を締めくくった。