ニュース. 10/09/2022
レアル・マドリードC.F.の社会貢献活動を担うレアル・マドリード・ファンデーションが創立25周年を迎えた。毎シーズン、900以上のプログラム、プロジェクト、アクティビティを行い、社会的介入の手段としてのスポーツの価値観の教育に基づいた、ソーシャルスポーツ活動の発展に重点を置いている。
特に排除の危機にある子供たちの教育、開発協力、インクルーシブスポーツの促進は、最も支援を必要とする人々の生活向上に貢献するために、ファンデーションが開発した主要なプログラムのひとつである。創立以来、100カ国以上のプロジェクトや学校で123万人以上の立場の弱い子供や若者、大人たちを支援し、1万人以上の技術者やスポーツ教育者を育成してきた。
より良い未来のための教育・訓練
現在までにスペインで43校、その他70カ国で300校以上の未成年者向けの学校を展開している。海外の学校ではそれぞれのニーズに合わせて、食や健康、学校での強化などの価値観の教育におけるスポーツ活動を補完している。現在、41,000人以上の未成年者がインターナショナルスクール、その他22カ国以上でスポーツ教育プログラムやキャンパス、クリニックに27,000人以上の未成年者が参加している。
これらのプロジェクトは恒久的なものから一時的なものまで、活動を実施する国際的なパートナーの働き、スポンサーの協力、そしてファンデーションの取り組みやイベントを毎シーズン、サポートしてくれる何千人ものマドリディスタによって支えられている。
それを機能させるためファンデーションは、独自の先駆的な哲学Por una educación REAL, valores y deporteに基づいてトレーニング教材を開発し、何千人ものスポーツコーチや教育者が、OTT Sport Values Academy TVやコース、会議、対面およびテレワークなどの最先端のeラーニングツールを通じて、この教材でトレーニングを受けている。
スポーツと価値観
2009年にインクルーシブ・バスケットボールキャンパスとマハダオンダのアダプテッドスクールによって、異なる能力を持つ人々のためのアダプテッドスポーツプロジェクトが生まれた。現在、スペインで24プロジェクト、海外で3プロジェクト(カンボジア、コロンビア、モロッコ)あり、722人以上がこの活動の恩恵を受け、自閉症児のためのサッカーや身体・精神障害児のための車椅子バスケットボールなどの先駆的なプログラムを行っている。
また最も支援を必要としている人々、つまり保護施設や収容所に居住する未成年者は、毎週、ソーシャルスポーツプロジェクトに参加し、毎年スペインで1000人以上の人々が恩恵を受けている。
同様に刑務所内での活動も2003/04シーズンからスタートし、毎年2,000人以上の受刑者が参加している。また、例えば毎シーズン2,000人以上が参加している病院でのバスケットボールプログラムや、ここ25年間で5,000人以上が参加した高齢者のための身体活動プログラムなど、高齢者、失業者、ホームレスなど、社会から排除されている人々もファンデーションのプロジェクトを通じて、自分たちの生活や状況を改善する方法を見出している。
連帯へのコミットメント
レアル・マドリード・ファンデーションはこの10年間で、スポーツを通じた総合的な教育のための世界最大の民間団体になったが、またCOVID-19のパンデミックに対するキャンペーンやウクライナ侵攻の際など、緊急時の重要な行動や協力を通じて、連帯の最前線に立ってきた。