レアル・マドリードは昨シーズンと同様に新たなトロフィーを勝ち取ることで新シーズンのスタートを切った。我らのチームはヘルシンキ・オリンピックスタジアムでアラバとベンゼマのゴールによりアイントラハト・フランクフルトに勝利。ベンゼマはクラブ歴代の得点ランキングでラウールを上回り、5回目のUEFAスーパーカップ獲得となった。アンチェロッティ監督のチームは獲得可能な6タイトルのうちの最初を手に入れ今季をスタートした。
我らのチームは最初から最後まで試合を支配したが、最初にチャンスを迎えたのはアイントラハト。15分近くに鎌田がクルトワに迫ったが1対1で防いだ。欧州チャンピオンの反撃は17分で、その前のものより決定的だった。バルベルデがエリア内へボールを供給、ベンゼマがシュートすると見せかけてビニシウスJr.へパス、ブラジル代表選手はトラップを破ったもののトゥータがゴールライン上で得点を許さなかった。
ビデオ.2-0: ヨーロッパのスーパーチャンピオン!
レアル・マドリードは支配を続け、37分に先制点へつながるシーンが生まれる。ビニシウスJr.がエリアの隅でボールを受け、中へ切り込んだあとゴール逆サイドへシュートを放ったがトラップの横っ飛びがゴールを阻む。クロースがCKを蹴りベンゼマのヘディングシュートがゴールラインに向かったが、カゼミーロが相手GKとディフェンダー2人より先に反応。最後はアラバがヘディングで押し込んだ。
MVPカゼミーロのシュートはゴールバーへ
クロースのボール奪取からベンゼマがエリア内からシュートした4分後に2点目が入ってもおかしくなかったが、シュートは数センチ単位でゴールの枠を捉えなかった。後半に入っても大きな違いはなく、最初の決定機も我らのチームが迎えた。51分、ビニシウスJr.がPKスポットから反転してシュート、ボールはベンゼマに当たりトラップを破るかに見えたが敵の守護神は素晴らしい反応を見せ足で跳ね返した。レアル・マドリードは2点目を狙い61分に惜しいシーンを作る。カゼミーロの左足でのロングシュートはゴールバーを叩いた。
勝負を決めるゴールが訪れるのは時間の問題だったが、4分後に現実になる。昨季多くの実りをもたらしたビニシウスJr.-ベンゼマのホットラインから生まれた。ブラジル代表選手がアシストしフランス代表選手がエリア内から自身324得点をマーク、ラウールを凌いでクラブ歴代2位となった。そこから試合終了までレアル・マドリードはリードを守り、さらにチュアメニとリュディガーが公式戦デビューを果たした。タイトル獲得をしてのシーズン開始になった。