レアル・マドリードが560日ぶりにサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムへ戻り、セルタを相手に勝ち点3を積み重ねた。1-2でハーフタイムを迎えたあと、カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームのスペクタクルな後半の戦いぶりにより勝利を勝ち取った。前半にベンゼマが1点を挙げたあと後半に2点を追加、さらにビニシウスJr.とこの日デビューしたカマビンガが得点した。ロス・マドリディスタスは首位となり、リーガで無敗を継続している。
試合は早々に難しいものになる。セルタは4分に先制。アスパスが相手エリアでボールを奪いアシスト、サンティ・ミナがクルトワを破った。2分後ホームチームは同点機を迎える。モドリッチのフリーキックからビニシウスJr. のへヘディングシュートはディトゥーロが反応してCKへ逃れた。試合時間は経過しレアル・マドリードは毎回相手エリアへ近づいて行った。カゼミーロがエリアへボールを送りバルベルデがニアサイドでこれをつないでベンゼマがネットを揺らしその得点感覚を証明した。
ビデオ.5-2: ベルナベウへ戻って来た試合で偉大なる勝利とベンゼマの‘ハットトリック’
しかしアンチェロッティ監督のチームの喜びは長くは続かず6分後には再びリードを許す。アウェーチームはカウンターからセルビが自身のシュートがポストに跳ね返ったボールを押し込んだ。ハーフタイムの前の39分にベンゼマが得点したもののその前のプレーでのカゼミーロのオフサイドで取り消しになった。ただこれは試合再開後に起こるこものの前兆だった。後半開始すぐ、左サイド、ミゲル・グティエレスのクロスにベンゼマがスペクタクルなヘディングで合わせた。レアル・マドリードはそれまでもその予兆は見せていたが、同点に追いついたあとセルタを驚かせ続けた。そして55分に勝ち越し点を決める。ベンゼマが左足でアシスト、ビニシウスJr.が相手GKと1対1になり得点を決めた。選手のスピードはセルタにダメージを与え、66分にそれが明確な形で示された。クルトワがロングフィード、アラウホが処理を誤りブラジル代表選手がボールを得るとゴール正面からシュート、ディトゥーロは体勢を崩しながらも右足でボールを弾き得点を許さなかった。
カマビンガがデビュー戦でゴール
そのすぐあとカマビンガがアザールに替わってデビューを果たした。フランス人ミッドフィールダーの初試合は、ピッチ登場からわずか6分でマドリディスタとして初得点を決めるというこれ以上を望めないものになった。素晴らしいプレーの主役はモドリッチ。ドリブルで相手2選手を交わし敵エリア内に侵入したあと右足アウトサイドでシュートを放った。相手GKが弾いたボールをフランス人選手が押し込んだ。ただロス・マドリディスタスによる後半のリサイタルはここで終わらなかった。続いたのはビニシウスJr.。ブラジル代表選手はエリア内でボールを受け、相手2選手を前にブレーキをかけ、その間をすり抜けるとデニス・スアレスがこれを倒した。ベンゼマがPKを決めてハットトリックを達成、これまで5得点でリーガ得点王ランキングでトップに立った。ベルナベウへ戻った試合でチームはゴールラッシュを披露した。
サンティアゴ・ベルナベウで2020年3月1日以来で最初となる試合が行われた。本拠地へ560日ぶりにサッカーが戻り、ここまで最後の試合と同様にチームは勝利を挙げた
サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムに戻ったセルタ戦の勝利で、チームは国内リーグで16勝6分けの22試合負けなしとした
サンチェス・マルティネス(ムルシア州協会)、線審:カバニェーロ・マルティネス、ガジェゴ・ガルシア、第4審判:ラモン・ラモン、VAR:メディエ・ヒメーネス(カタルーニャ州協会)