オリンピックが残してくれたマドリディスタの価値観：モチベーション

モチベーションとは人の意志を刺激し、困難を乗り越えるための重要な要素である決断力や回復力を高める能力のこと。モチベーションの重要性はリスペクトやチームワークとともに、ピッチを超えて適応される、スポーツが競技者に教えてくれる重要な要素のひとつである。
 
子どもの頃は目標達成に向けて楽しむことが大切だが、正しい方法で行わないと教育上、逆効果になってしまう。ここでは、正しい方法でそれを吸収するための鍵をいくつか紹介する：

-結果よりも学びのプロセスを大切にする。 成績が良かったり、学校で賞をもらったりすると、子供を褒めることはよくあることだが、悪気のないこれらの行動が、子供が失敗した時の恐怖感や挫折を生み出してしまう。そのため子供に付き添い、努力を褒め、目標達成のために必要なことだと理解してもらうことをお勧めする。

-挑戦的かつ現実的な目標を設定する。 時に最初の一歩を踏み出すことが最も難しい場合があるし、子供たちのモチベーションを上げるために十分な自信を持ってスタートさせることが必要となる。そこから、根気よく挑戦することでどんどん大きくなっていく。

-自分で判断できるように自立する機会を提供する。 子供たちは幼い頃から自由になりたいと感じているが、自分の感情をどのように表現したらいいのかを分かっていない。最初は2つの異なるポイントからバスケットボールでシュートするなど、2つの選択肢から選ばせるような、シンプルかつ論理的な質問をするのが良いだろう。このようにして、子供たちが批判的に考え責任を持って行動できるように、常に年齢に合わせたサポートをしていく。 
 
Sport Values Academyのプラットフォームでは「Education in Values Through Sport」コースの中で、スポーツを通じたモチベーションの利用に関するビデオを提供している。