レアル・マドリードとアトレティコがワンダ・メトロポリターノで行われたリーガのマドリードダービーで引き分けた。ホームのアトレティコが15分を経過した時に先制した。ジョレンテのアシストを受けたルイス・スアレスがクルトワとの1対1でゴールを決めた。その3分後、レアル・マドリードに同点のチャンスが訪れ、アセンシオのクロスからベンゼマが左足でチーム最初のシュートを放つも、オブラクにキャッチされた。また28分にカゼミーロが遠目から防ぐのが難しいボレーシュートを打ったが、オブラクにセーブされた。
フェリペのハンド
ハーフタイム直前、この試合で最も物議を醸し出したプレーが起こった。クロースが蹴ったCK後、ボールがペナルティエリア内でフェリペの手に当たった。レアル・マドリードの選手たちはPKを主張したが、VARの知らせを受けた主審がモニターでそのプレーを確認し、PKの笛を吹かなかった。
ビデオ.1-1:マドリードダービーは引き分けに終わる
後半はよりオープンな形でスタートし、53分にカラスコが点差を広げるチャンスを作るも、クルトワが1対1でスペクタクルなセーブを披露した。その2分後、クルトワがスアレスのシュートもセーブした。一方、ジダン監督はアセンシオとロドリゴの位置にビニシウスJrとバルベルデを投入し、時間が経過する中、アウェーのレアル・マドリードが同点ゴールを目指していった。そして71分にバルベルデが強烈なロングシュートを打つがオブラクに防がれ、その4分後にベンゼマが美しい連携プレー後、ペナルティエリア正面からシュートを打った。
ベンゼマが主役に
レアル・マドリードは80分により決定的チャンスを作った。ビニシウスのアウトサイドの素晴らしいパスを受けたベンゼマだったが、最初のショット、そしてリバウンド後のシュートはともにオブラクを破ることはできなかった。しかしフランス人FWはその8分後、決めるに値した同点弾で主役となった。ペナルティエリア内での素晴らしいコンビネーションからカゼミーロのアシストを受け、ベンゼマが難なく得点を記録した。マドリードダービーは引き分けに終わり、リーガ優勝争いは継続する。
ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリードで246試合目を指揮し、デル・ボスケと並びクラブ史上2番目に試合数の多い監督となった。両者の上にはミゲル・ムニョス(605試合)がいる。
カリム・ベンゼマが3試合欠場した後、レアル・マドリードで再び試合に出場した。フランス人FWはマドリードダービーでフル出場し、88分に同点弾を記録して主役になった。
エルナンデス・エルナンデス(ラス・パルマス協会)、副審:ナランホ・ペレス、サンチェス・ロホ、第4審判:ロペス・パラ、VAR審判:ゴンサレス・ゴンサレス(カスティージャ・イ・レオン州協会)