ニュース | 17/07/2020
「このリーガは今後もずっと最も困難な時期の最も厳しいリーガになるだろう」とシウダー・レアル・マドリードで開催され、マドリード州長と市長も出席したイベントでフロレンティーノ・ペレス会長が語った「このリーガは一生記憶に残るだろうし、このリーガは今後もずっと最も困難な時期での最も厳しいリーガになるだろう。このチームは並外れた仕事と無限の努力で全力を尽くした。我々のキャプテン、セルヒオ・ラモスに率いられたこの選手たちのグループは再びそれを成し遂げてくれた。なぜなら彼らには限界がない。我々のエンブレムとユニフォームに表される全ての価値観がひとつにまとまっている中で、マドリディスモにとってこのタイトルが意味するものを君たちは理解している」
困難な状況
「全てのタイトルがとても難しいが、我々が決して想像したことがないこの状況ではより素晴らしいものだ。今日、世界中のマドリディスタが我々のチームを誇りに感じているし、レアル・マドリードの伝説と歴史を巨大なものにした選手たちに、これまで以上の親しみを感じている。しかしまず第一に、私はこの勝利に対する我々の感情、我々の思い出、我々の記憶が、このパンデミックにより引き起こされた苦しんだ人々、苦しんでいる人々、痛みと一緒であることを伝えたいと思う」
「そして我々から去った多くの人々がレアル・マドリードの歴史の一部だった。クラブ職員、会員、サポーター、首脳陣、ゴジョ・ベニートやイコ・アギラールなどの伝説的な選手、我々の監督ラドミール・アンティッチ、そしてもちろん我々の愛するロレンソ・サンス会長。国全体および世界中にとって困難な時期であり、我々はここからまた、このCOVID-19のパンデミックと闘っている最前線にいた人々、そして最前線にい続けている人々全員に感謝を伝えたいと思う」
模範的なサポーターの行動
「このリーガは我々のサポーターの力で成し遂げたものだ。我々の会員やサポーターは常に我々と一緒にいてくれる。彼らはスタンドにいることはできなかったが、我々の選手たちの心の中にいた。選手たちは世界中の全マドリディスタの励ましと応援を感じていた。そして彼らのためにピッチで全力を尽くした。さらにそれはアルフレッド・ディ・ステファノという象徴的な舞台で優勝したリーガだ。彼はレアル・マドリードの歴史を変え、我々の運命を導いた中心だった男だ」
「このリーガはまた、このクラブが代表するものに対し忠実だった、レアル・マドリードの全職員の献身と努力の賜物でもある。我々のファンはこの最後の瞬間に模範的で責任ある行動をしくてれた。新型コロナウイルスとの闘いにおけるプロトコルと安全対策を尊重し、昨夜、大きな夢を共有し、この夢見た勝利を過ごした我々のサポーターに感謝している」
フロレンティーノ・ペレス会長:「ジダンが再び謙虚さ、強さ、知性から我々のチームを再び成功に導いてくれた」
「監督が我々の価値観の象徴でもあるチームだ。ジネディーヌ・ジダンは再び謙虚さ、強さ、知性から我々のチームを再び成功に導いてくれた。ありがとう、ジズー。君たちが、レアル・マドリードは決して諦めず、勝者の情熱を持ち困難に立ち向かうという、我々の本質の一部であり、我々の人生のフィロソフィーであるモットーを再確認させてくれた」
リーガ再開
「サッカーは計り知れず素晴らしい希望のジェネレーターであり、我々の日常を取り戻すための闘いを手助けすることができ、手助けしなければいけない。ここから私はリーガ再開を可能にした全ての人々にお祝いの言葉を贈りたい。我々のリーガは世界最高であり、世界で最も競争力が高い。そしてリーガ再開は困難に立ち向かえることができるというスペインのイメージを与えるのに貢献したと私は思っている」
出発点としてのマドリード
「親愛なる州長、親愛なる市長、マドリード市でこのタイトルを我々と共有してくれたことに感謝します。我々は常に、我々のタイトルをマドリード市民にお披露目するため州庁舎と市庁舎を訪れてきた。そして今回はこのお披露目を受けるため、我々のホームにお越しいただいたことに感謝しています。マドリード市とマドリード市民はパンデミックのためにここ数ヶ月間苦しんできたので、このリーガをまた、彼ら全員に捧げます」
「我々はユニバーサルなクラブだが、マドリードが我々の出発点だ。我々はこの地で118年前に生まれ、ここから誇りを持って我々の町と州の名前を世界中に伝えてきた。我々は苦しみ泣いてきたが、我々は歴史を通じて常に自分たちが成し遂げきたように、立ち上がる力があることを示していくつもりだ。スペインと我々の町が世界の中心にい続けるために、我々には犠牲心の力、克服の精神、才能、仕事に対する意欲がある。我々にとって34回目となるこのリーガは、マドリードそして世界中の全てのマドリディスタのためのものでもある」
ラモス:「このリーガは全てのマドリディスモのためのものだ」
「パンデミックで大変な思いをした人々を思い出す日であるし、このリーガがその痛みを少しでも和らげる助けになることを願っている。またサッカーとスポーツの再開を可能にした人々のためのものでもある。そして僕たちはまた、模範となり僕たち全員が望んだにもかかわらずシベーレス広場に行かなかったサポーターにも感謝しなければいけない。このリーガは全てのマドリディスモのためのものだ。大きな努力と犠牲を払ってきたし、僕たちは勝利し世界一のチームでプレーする人生を与えられた機会を生かし続けなければダメだ。僕たちは勝ち続けるつもりだよ。アラ、マドリード」
マルティネス=アルメイダ氏:「今まで以上に大変だったが、いつも通りやり遂げてくれた」
「レアル・マドリードのサポーターの町に対する責務と責任に感謝します。その声明を出したクラブとサポーターの例は、ユニバーサルな使命を持ち、世界中にマドリードの名前を伝えた模範となるクラブの価値観を示している。あなたたちはそれに相応しいし、リーガ再開後に10勝したことに噂も議論も討論もない。あなたたちは非常に特別なリーガに優勝するに相応しかったし、その努力と克服の欲求があなたたちをこのリーガ優勝に導いた。今まで以上に大変だったが、いつも通り成し遂げてくれた。そしてそれはこのパンデミックで亡くなった全ての人々のためのお思い出になる」
ディアス・アジュソ氏:「このように特別な瞬間や逆境の中でチャンピオンになったことを祝福します」
「このように特別な瞬間や逆境の中でチャンピオンになったことを祝福します。あなたたちは世界の隅々までマドリードブランドを運んでくれているし、このクラブのレベルにあること、人々に喜びをもたらせることを示してきた。私はあなたたちが示してきた行動模範を高く評価しているし、真の紳士であるジダンの監督としての役割と、リーダーシップと向上心によりセルヒオの役割を強調したい。あなたたちが達成したことは自分たちを信じたことによるものだ。最後をディ・ステファノの“いかなる選手も、皆が一緒にいることより優れてはいない”という言葉で締めくくります」
イベントは集合写真、マドリード州長と市長による記念プレート贈呈、そして二人にリーガトロフィーのレプリカとチャンピオンたちの記念ユニフォームが贈られて締めくくられた。