マッチレポート | 30/09/2015 | Alberto Navarro
ポルトガル人選手は2点を挙げ、クラブ歴代最多得点選手に。チームはグループ首位を維持。- チャンピオンズリーグ
- 2節 (グループリーグ)
- 水, 30 9


最前線からプレッシャー、ボールを素早く奪い返すことで、マドリディスタたちは頻繁に相手エリアへたどり着いた。16分を経過したところで、クリスティアーノ・ロナウドがまずチャンスを迎える。プレーはサイドのスローインからスタート。ベンゼマのドリブルのあとポルトガル人選手がPKスポットからシュートを放つが、相手GKウィランドが好セーブで防いだ。
0−1のゴール
ただそれはその後訪れるものの予告だった。29分にコバチッチが起点となりカウンター攻撃をスタート、素晴らしいパスをイスコへ通す。マラガ出身の選手は頭を上げて周囲を見渡し、フリーで走り込んでいたクリスティアーノ・ロナウドを視界に捉えると、左足でDFの股間を抜いてパス。ポルトガル人選手はウィランドと1対1になり、ラウールを抜き欧州大会で最多得点のマドリディスタになった。
クリスティアーノ・ロナウドはラウールを上回り、最多得点(324)のマドリディスタになった。
ここで前半が終了。もっとも42分にはカルバハルのスペクタクルなドリブルから放ったシュートがゴールバーを叩かなければ、アウェーチームがさらに点差を広げていてもおかしくなかった。
手堅い守備陣
ロス・ブランコスは前半終了の時と同じ形で後半をスタートした。それは手堅く、簡単に相手エリアに迫って行くというもの。51分には再びの追加点のチャンス。アルベロアが胸で落としたボールをコバチッチがシュートしたが、ボールはスウェーデンチームのゴールをわずかに捉えなかった。
ボールはロス・マドリディスタスのものであり続け、試合を支配した。マルメは地元ファンの声援を受け、サイドからのセンタリングからチャンス演出を狙った。74分には得点を決めてもおかしくないシーンが。ティネルホルムがセンタリング、ローセンベリがヘディングしたがわずか数センチ単位で枠を逸れる。終盤に入った78分、ジョトゥンが2枚目のイエローカードを受けホームチームは一人少ない状況になった。
歴史的な瞬間
残り10分間は2選手が明確な形で主役を務めた。それはクリスティアーノ・ロナウドとウィランド。ポルトガル人選手は勝負を決める場面を迎えたもののホームチームの守護神が2度の並外れたセービングを見せた。最初は80分の振り向きざまのシュート、2つ目はその5分後の1対1の場面だった。そして3度目の正直でモノにする。ルーカス・バスケスがセンタリング、ポルトガル人選手は左足でのファーストタッチでゴールネットを揺らした。これでクラブ歴代最多の得点選手となり、レアル・マドリードはグループAで首位、公式戦無敗を維持している。