ポジション: フォワード
試合出場: 公式戦33試合
得点: 7
フランス代表選出: 69回

レアル・マドリードの所属は1シーズンのみだったが通算8回目のチャンピオンズリーグ優勝で決定的な働きを見せた。ニコラ・アネルカは1999年夏、プレミアリーグの最優秀若手選手に選ばれたアーセナルから加入した。エレガントなフォワードで、大きなストライドと相手マークを易々と外す能力、そしてスペースへ抜け出すスピードを備えていた。

ロス・ブランコス選手として33試合に出場し7得点。そのうち2点はレアル・マドリードのチャンピオンズリーグの歴史に刻まれるものとなっている。99/00シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝、バイエルン・ミュンヘンとの2試合でゴール。ベルナベウでの第1戦では1−0とするゴール、第2戦ではヘディングシュートを決め、逆転を狙うドイツチームの勢いを奪いミュンヘンのオリンピック・スタジアムを静まり返らせ、チームに決勝進出の切符をもたらした。

2000年5月24日、パリで行われたバレンシアとの決勝でアネルカは先発出場。レアル・マドリードは3−0で勝利し、通算8回目の欧州チャンピオンとなった。フランス人選手にとってはこれがマドリディスタとして最後の試合となり、1週間後にPSGへ移籍した。