ポジション：DF
出場試合数：公式戦106
通算得点数：1
イタリア代表：124試合

1対1に臆せず、相手の動きを完璧に読み、空中戦にも強い。史上最高のセンターバックの一人であった彼は、その素晴らしい資質により、長きにわたるエリート選手としてのキャリアにおいて、数々のタイトルを獲得してきた。
 
生まれ故郷のチームであるナポリでプレーを始め、16歳でファーストチームに昇格。当時の練習では、マラドーナをマークする役目を与えられた。そのマラドーナからも将来、世界的に活躍を認められる選手になるとお墨付きをもらった彼は、4タイトルを獲得した黄金期のパルマの一員となる。2002年にはインテルへ移り、その2年後にはファビオ・カペッロ監督率いるユベントスに引き抜かれた。
 
2006年の夏にキャリアの絶頂期を迎え、イタリア代表でワールドカップ優勝を達成。ドイツでの大会の後、レアル・マドリードに移籍すると、その年のバロンドール賞を受賞。リーガ優勝も果たし、最高の一年を送った。
 
マドリード在籍時は不動のレギュラーを務め、翌シーズンもリーガを制覇。スペイン・スーパーカップも獲得した。サンティアゴ・ベルナベウを去る際には、100試合以上に出場した彼の貢献を称え、サポーターから愛情のこもった拍手を贈られている。