アンチェロッティ：「我々は気持ちの高まりと意欲とともに良い形で決勝を迎える」

カルロ・アンチェロッティ監督がジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで記者会見を行い、バルセロナと対戦するスペインスーパーカップ決勝（スペイン時間：日曜20時、日本時間：月曜4時）について話した。「我々は気持ちの高まりと意欲とともに良い形で決勝を迎える。マジョルカ戦での問題は解決し、全ての選手が出場可能。我々は気持ちの高まりとともに試合を迎え、全ての決勝で我々が勝つという自信がある。バルセロナは歴史的なライバルで、こういう試合ではいつでも争い、両者にとって難しい。我々は全力を尽くしさらなるタイトルを勝ち取るようにやって行く」。
「相手が我々に勝った最初のクラシコのことを考えなければならないのははっきりしている。我々は良い形で試合を始めたが、後半問題を抱えた。我々がやった良いことを繰り返し、犯したミスを回避しなければならない。クラシコはクラシコで、決勝ということでさらなるプレッシャーがある。決勝でバルセロナと戦うというのはいつだって特別なもの」。
スペインスーパーカップ
「我々がスーパーカップを勝ち取ったシーズンは統計レベルで常にとても良いもので、負けた時はリーガもチャンピオンズリーグも獲っていないいないからこのタイトルには価値がある。大きなモチベーションを与える大会で、良い形でシーズンを続けるための起爆剤になる」。
「これは決勝で、我々はもう一つのタイトルに非常に近いところにいる。私にはサッカーではあらゆることが起こり得るという意識があり、バルセロナは常にこういう試合で良い戦いをする。我々は良くなり、そのことは誰も反論できない。敗戦は良いものにはならないが、チームが後退することはない」。
クラシコ
「こういう試合ではバランスより個人の質、組織プレーより個人プレーが勝負を分ける。ピッチ上では大きな個々のレベルの高さがあり特に守備面での組織を上回る。バランスと組織プレーは明日重要になる。しっかり守れば勝利の可能性は大きくなる」。
「予測することができない試合。リスクを少なくするために何をしなければならないかははっきりしているが、多くの要素があるから誰も試合結果を予言することはできない。我々がコントロールできるのは試合でのプレーで、私は自分たちが良いプレーをすると確信している。いずれにしろ、その点は結果に100%直結するものではない」。
バルセロナが行うオフサイドライン
「それは我々が見てきた重要な一面で、分析し証明しなければならない。試合の重要な一面」。
ベリンガムの好調
「彼は調子を上げて来た。前試合で過負担があった。良い調子と流れで来ている。最近他とは違う働きをしている選手」。
最大7タイトルを勝ち取る可能性
「そのことは考えない。我々には夏に特別なものがあるという意識がある。誰もが休暇しているべき7月にあるクラブワールドカップがある。とはいえ選手たちにとっては喜ばしいこと。我々が考えるのは試合ごとに良い形でピッチへ出て行く。それだけ。クラブワールドカップはまだ先のことだが、面白い大会になると思う」。
オルモが決勝の主役になる可能性
「我々はとても強くそれを証明して来た偉大なる選手にブレーキをかけなければならない。我々の守備陣が彼のレベルを少し落とすようにやっていかなければならない」。
サウジアラビアのマドリディスタ
「明日のメンバーにサプライズはなく、サッカーと良い試合を楽しみたいファンでスタジアムはいっぱいになるだろう。観衆は良い試合を楽しむことになると思う」。
ジッダでの滞在
「我々は1年を通して一緒にいる時間が長いが、選手たちには多くの自由を与えている。ビデオなどで彼らを息苦しくするのは好きではない。我々のビデオは15分以上は続かない。彼らは一緒に楽しく過ごし、良い雰囲気がある。部屋で何をしているのか知らないし、知りたくもない」。
遅刻した選手に対する対応
「時間は大事。グループと一緒にいる時、1人のために全員が待っているのは好きじゃないから選手たちは規律を守らなければならない。私は遅刻の理由の説明を求め、選手は遅れて来た訳を話す。それが正しければ何の問題もなく、そうでなければあらゆる処分が考えられる」。
審判
「ヒル・マンサーノは経験ある良い審判。たくさんの重要な試合で審判だった。レアル・マドリードのチャンネルは適切だと思うことを言う権利がある」。