「謙虚な姿勢でハードワークを惜しまない勝者」
イケル・カシージャスはクラブ・ブランコ伝説の一人。幼少期からマドリディスタで、9歳の時にはクラブの一員になるという夢を実現した。入団当初から特別なGKとして際立っていた。反応が速く、両足に素晴らしい能力を持ち、1対1ではほとんど負けることがなかった。
チームでも代表でもカシージャスの過ごした全カテゴリーで、生まれついてのリーダーであった。トップチームで16シーズン、725試合に出場し19タイトルを獲得した:チャンピオンズリーグ3回、クラブワールドカップ1回、インターコンチネンタルカップ2回、ヨーロッパ・スーパーカップ2回、リーガ5回、国王杯2回、スペイン・スーパーカップ4回。
2008年、2012年の欧州選手権では鍵となる役割を担い、2010年南アフリカワールドカップでは大会のヒーローの一人となった。マドリディスモの記憶には、数々のトロフィーを掲げたキャプテンの姿、そしてノベナ(9度目の優勝)を達成したチャンピオンズリーグ決勝のような信じられないスーパーセーブを幾度となく披露したことが残ることだろう。