ポジション：FW
出場試合数：公式戦79
通算得点数：68       
 
レアル・マドリード会長として輝かしい功績を残す前、その影に隠れがちとはいえ、選手としても長く活躍。ウイングハーフやセンターフォワードとして、その実力を示した。強靭な肉体、得点能力の高さ、チームへの絶対的な献身がトレードマークだった。
 
ヒムナスティカ・エスパニョーラで数試合プレーした後、マドリードに入団。1913-14シーズンにファーストチームデビューを果たす。当時のチームにはアラングレン、ミチンバレナ、カステル、ソテロらが在籍したが、すぐに不動のレギュラーの座を勝ち取った。
 
エル・ブランコでプレーした16シーズンでは、栄光に満ちた会長時代に負けずとも劣らぬタイトルを獲得。地方選手権で9度優勝、スペインカップも1度制覇している。
 
出場した80試合で70ゴールを記録。マドリード入団時にはキーパーとしてプレーすることを望んだが、弟の適性をよく知る兄マルセロに「センターフォワードをやるか、サッカーはやらないかだ」とアドバイスされ、最高の結果を残すことになった。1978年6月2日死去。